ここらで総括するのも

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

最近のブログで本を6冊同時進行で読んでいるとか書きましたが、また読む本が増えました。
小林よしのり著『コロナ論1』『コロナ論2』です。
小林よしのりさんの「コロナ論」シリーズは今年“5”が発表されてひとまず完結しています。
ご本人はブログで“6”で総括をしなければみたいな話もしているのでもしかするとさらに1冊増えるかもしれませんが・・・。

そんな中で今回発売されたのは2020年に発表された「コロナ論1&2」の“文庫版”です。

私の本棚には2020年当時に発表されて読んだ「コロナ論」の1と2があります。
しかし写真の文庫版も買いました。

文庫化されることの意味。
意味ってものがあります。

概ね文庫というものは一回単行本で発表された作品が時間を経て“コンパクト版”として再び発売されるものです。
(もちろんいきなり文庫で発表される作品もありますが多くは一度単行本として発表されたものが多いのです)

文庫になることでその作品は息の長い作品となります。
なぜならば文庫本は長きにわたって書店に置かれるからです。
単行本は毎日のように発売される本の海の中で比較的短期間で書店には置かれなくなります。
書店もスペースに限りがありますからね。

文庫はコンパクトな分、長い期間書店で生き残ります。

今回「コロナ論」が文庫化された意味は、文庫化することで後世にコロナ時代の狂騒を残そうという点にあるのでしょう。

コロナ禍で行われたことが歴史的にどのような評価になるのか。
あの時代の渦中でそれを考えた人ってどれだけいたでしょうか。
おそらくほぼいなかったのではないかと思います。

一度、私自身個人的に、こんなメチャクチャな論理がまかり通る時代が後世から見るとどう見えるかという話を身近でしたことがあります。それに対する反応は「そんなこと考えもしなかったけど、とんでもないことですね」というものでした。何しろ自由を許さない独裁体制が凄まじいスピードでできたのですからそれは恐ろしいことなのです。

しかしそんな時代をちゃんと分析して冷静に批判していた人がいた。
確実にいた。
それが「コロナ論」です。

今現在もまだコロナ禍と言えて、まだまだ歴史になったとは言えない段階ですが、ここで文庫化することでこの忌まわしいコロナ禍の村社会日本を歴史にしてしまいたいという思いもあったのではないかと推測します。

今回発売された1巻と2巻ですが、これは2020年に発表されたもの。

この時点で既に小林氏はコロナがどのような末路を迎えるかをちゃんと描いていて、事実2年半が経ってその通りになっているのです。

当時読んでいた自分はこの感覚をずっと持ち続けているのですが、あの頃の空気にどっぷり浸かっている人には是非とも読んでほしいなぁと思います。
きっと恥ずかしくなりますから。

あの時点はちゃんと分析している人が少数ですが存在していたということは、いつの日かコロナ禍の判断が“馬鹿だった”と指弾される日が来て、「当時はわからなかったんだから仕方ないじゃないか」という言い訳ができないことになります。

後世の人がこの本の文庫を読むことで「ちゃんとわかっている人がいたのにどうして国をあげて馬鹿なことやっていたのか」ということがバレてしまうからです。

そう考えるととんでもないものが文庫になりました。

こうして歴史が語り継がれるのです。
私も生き証人としてそれを堂々と語れる日が来るのを楽しみにしています。

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