こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
とても憂慮するニュースが入ってきました。
チェルノブイリ原子力発電所。
一度は聞いたことがある名前かもしれません。
かつて史上最悪と言われた原発事故があった発電所です。
今回のロシアによるウクライナ侵攻によってチェルノブイリ原発はロシア軍に占拠されていることはニュースになっていました。そのチェルノプイリ原発で電源が喪失されたというニュースが3月9日の夜に速報で飛び込んできている状況です。
3月11日を前にとても心配な事態になりました。
チェルノブイリ原発は2000年の初頭に原子力発電所としての稼働は停止しています。
しかしウクライナ全土への送電所としては機能していて多くの職員が働いています。
その一方で1986年に起きた事故の残骸である放射性物質は“石棺”と呼ばれているコンクリートで覆い、封じ込めている状態なのです。
最近では観光客を受け入れるまでになっていたのですが状況は一変しました。
ロシア軍に占領されるまでのチェルノブイリ発電所の様子は哲学者の東浩紀さんが『チェルノブイリ・ダークツーリズムガイド』という本にまとめていて、“原発事故で暗黒”というイメージを一新するような現在の姿をレポートされていますが(明日の読書日記で紹介する予定です)、悪夢のような状況が到来する危険性に晒されています。
これらの報道が真実ならば、予備電源がスタミナ切れを起こせば、福島原発が電源を喪失してメルトスルーが起きた時と同じ状況に陥ることになります。チェルノブイリ原発は原発こそ稼働していませんが、放射性物質はそこにあり、冷却保管されています。電源がなくなったということはそれらの放射性物質が冷却されないということを意味します。
人類が容易に管理をすることができない、危険を伴う物質が戦争に巻き込まれる時、抱えなければならないリスクがこれほど恐ろしいものとは・・・こんなリスクを抱えながら現代では戦争をしなければならないのです。こんなことは先の大戦では全く存在しないことでした。
核があるゆえに欧米は戦争に踏み切れません。
ある意味、核があるがゆえに欧米vsロシアという大戦争には至っていません。
核の存在が大戦争への突入を回避しているとも言える状況ではあります。
その一方で、一度原発を占領されるだけで途轍もない危険性が世界的に高まってしまう核の存在。
最近、核の抑止力と戦争すら抑えてしまうほどの核の暴力性について考えています。
安易に答えなど出ませんが、世界で抱えなければならないこのリスク感はとてつもなく不健全だなぁと強く思います。
これ以上の最悪の進展はないことを祈ります。
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