船が揺れる、その時自分は

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

かつて頭山満が自身の役割をこのように語っていたという伝説があります。

「日本という船がどちらに傾いても元に戻す役割をするため」

日本全体を船に模して、国民が右に寄り過ぎれば右に船は傾き転覆します。
左でも同じで国民が左に寄り過ぎれば今度は左に傾き転覆します。
頭山は国民全体が右に傾けば自分は一人であっても左によってバランスを取る。
そういう頭山の精神を表現した言葉です。

私自身、この頭山の生き方に強い影響を受けているのです。


この話を枕詞にして、最近の不思議な話を並べてみます。

かつてはこんなことが生活の中で意識されていたように記憶しています。

ビニールゴミを極力減らそう。

だからスーパーやコンビニのビニール袋が有料になったように思います。
しかし、その仕組みは残ったままで一方でUberEatsなどのデリバリーフードがコロナ禍の中で隆盛を極めています。

デリバリーって便利ですが、めちゃくちゃゴミが出ますよね。
デリバリーの容器ってかつてないほど需要が増えていますよね。
普通の飲食店でもデリバリーを始めているということは間違いなくデリバリー用の容器の消費量って相当増えているだろうなこということが想像できます。

ということは、ゴミってめちゃくちゃ増えてないですか?

これはビニールを減らしましょう運動やその思想の立場からすればクレームまみれになるような時代に逆行するような事態ではないですか?

コロナの恐怖のためなら環境問題は二の次三の次的な話なのでしょうか?
SDGはどこへ行った?


これからはグローバル社会だ。
ボーダーレスの世界だ。
観光客6000万人時代だ。

という錦の御旗のもとでインバウンド振興策が大展開されました。
日本の観光業はインバウンドを前提にビジネスモデルが作られるようになりました。
外国人がいる前提でビジネスが成り立つ時代になっていました。

しかし、今は国外から人が入国してくること自体が“悪”になるような時代になりました。

コロナの恐怖のためなら外国人を排除することが正義として大手を振る時代になったのでしょうか?


2011年の東日本大震災と原発事故によって、核のごみの処理方法がこの世には存在していないことが明るみに出ました。
原子力発電はトイレのないマンションだと言われ、廃炉への道まっしぐらとなったように見えました。

しかし、“脱炭素”社会が強力に推進されることになって、二酸化炭素を出さないとされる原子力発電が再びヨーロッパでは推進されようとしています。フランスが原子力発電の増設を検討しているそうです。

脱炭素を達成するためなら、事故が起きればリスクをコントロールできないほど危険な原子力発電も“再登場”となる。


このように価値観は船の左右を行ったり来たりするように右にも左にも振れるようです。
そしてその背景にあるのはとても身勝手で簡単な考えのように見えるのは気のせいでしょうか。

私にはとても子供みたいな条件反射で価値観がひっくり返っているように見えるのです。
40歳になってそんなふうに大人の世界が見えることに強烈に違和感を感じています。

私のメガネが曇っていることを一方では祈りながら。

頭山満が言っていた“あの言葉”が常に蘇ります。

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