貴重な証言

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

毎月恒例となった『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』の聴取記録。
今月は11日に放送されました。
今回の放送は2/18まではradikoプレミアムのタイムフリーで聴くことができます。

毎度書いている気がしますが、拓郎さんのこのラジオは全てが“歴史の証言”と化しています。
ラストアルバムへの想いや制作の裏側が忌憚なく語られますが、その内容は一言一句聞き逃したくない拓郎さんの“証言”です。今回も新作である“ラストアルバム”から新しい音源が放送されました。プレミアム放送ですね。

今回は拓郎さんの口から加藤和彦さんの思い出が語られました。

加藤和彦

先月の放送で拓郎さんが作詞をし、加藤さんが歌った『5月の風』という曲がかかりました。1993年の作品です。
拓郎さんが選曲をし、OAした『5月の風』。私も初めて聴いた素晴らしい曲でした。
拓郎さんは先月その曲をラジオでかけてから加藤さんのことを色々と思い出していたそうです。

その布石があって、今月はかなりの時間を割いて加藤和彦さんとの思い出が語られました。

加藤和彦さんは私が敬愛する偉大な音楽家です。
このブログでも加藤さんのことを書いたことがあります(「消えても忘れられても」)。

吉田拓郎と加藤和彦。
あの拓郎さんの名曲『結婚しようよ』を制作した名コンビ。
英雄と英雄の交流。

それを聴くことができるなんて、私にとっては夢のような時間です。

拓郎さんが語った加藤さん像は他の人にはなかなか表現できない切り口だったと思います。
加藤和彦さんといえば“エレガント”“紳士”“おしゃれ”というイメージを体現したような人物でした。
ロールスロイスといえば加藤和彦・・・なんてイメージがある人です。

しかし拓郎さんにはそんな加藤さん像には別の見方があった・・・。

拓郎さんが語る加藤さんは、かつて自分もどこかで会ったような人でしたし、ともすれば自分も誰かからそう思われているかもしれないなぁと思えるような、そんな距離感がありました。

加藤さんが亡くなって13年。
13年経ってもこうして偉大な吉田拓郎さんから語られる。
加藤さんは蘇り続けるんだなぁと涙が出そうになりました。
もちろん加藤さんには音楽が残っています。

拓郎さんは一通り加藤さんについて語った後、二人で歌った『純情』という曲をかけました。
もう名曲中の名曲です。


聴いていた私は思わず天を仰いで加藤さんに語りかけたくなりました。

「まだまだ加藤さんの音楽は必要とされていますよ」

あの加藤さんの遺書に反骨心を抱く私がいます。
ことあるごとに加藤さんが蘇る。
そして天にいる加藤さんに「加藤さんの音楽は必要ですね」と言っている私。

拓郎さんから語られた貴重な証言は、加藤さんのあの最期を、あの遺書を受け入れないよという私の思いをその都度掘り起こしてくれます。

死してなお加藤さんは拓郎さんにも私にも生きているんだと胸が熱くなりました。

来月も楽しみです。

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