こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
今週気になったニュースは石原慎太郎さん死去であるとか、北京オリンピック開幕などたくさんあるのですが、日々ブログに書いてありますので別のニュースを取り上げたいと思います。
注目したニュースはこちらです。
年末の「読書日記」でこの河井夫妻の大規模買収事件について地元紙・中国新聞が追った『ばらまき』を紹介しました(読書日記 第21回 『ばらまき』)。
そのブログの後半で書いた、河井克行からお金を“受け取った側”の姿や思い・・・その続編のニュースがこれです。
検察は河井夫妻から賄賂を受け取った側を全員“不起訴”として罪に問わないとしていました。
検察のこの処分を不満に思った市民団体が訴え出て審議を行なっていた検察審査会が、検察の対応を不十分であるとして再捜査を命じるという展開になっています。
先週のある日、仕事の移動で広島地方検察庁の前を通りかかった時、報道陣でごった返していました。記者らしき人やカメラマンがたくさんたむろしていたのですが、河井夫妻からお金を受け取った議員連中に対する再捜査のために取り調べにやってくる議員たちを待ち構えていたようです。
そんな動きが活発になる中で、議員辞職をする人がポツリポツリと出てきたということですね。
本来ならば、選挙に当選するためにお金を渡すこと・受け取ることは等しく罪となります。違法なんですね。
票を買うということは公職選挙法に反する行為なのです。
ただ、今回の河井案里の選挙をめぐる検察の捜査は“偏っている”と言わざるを得なかった。
お金を配った河井夫妻だけが起訴され、有罪判決を受けた。
一方でお金を受け取った側は一人として起訴もされておらず罪にも問われていないという状態です。
これに検察審査会が“NO”を突きつけた格好になっているのですが、これから検察は審査会の勧告に基づき再捜査をして再び起訴をするかどうかの判断をします。そして仮に検察が起訴をしなければ、再び検察審査会が審議をし、“強制起訴”をするという展開が考えられます。
起訴をされず現在、検察による再捜査の対象となっている多くの広島の地方議員の皆さん。
『ばらまき』を読んでいるとこの事件が疑惑として報じられていたときは“知らぬ存ぜぬ”といった態度をとり、これが河井氏逮捕などと事態がはっきりしてゆくと態度を一変させて“検察の捜査に協力する”と何かを言っているような言っていないようなことを発言し始め、不起訴となればそのまま議員活動を続け・・・今はどんな心境なのでしょうか。
“何か”に耐えられなくなった人が議員辞職をし始めているということなのでしょう。
はっきり言って、これも見苦しいですね。正直な感想です。
「去年はどう思ってたの?」とマイクを向けてみたい気分です。
そして、まだ辞職もしないで「検察の再捜査に協力をします」と言って、そのほかのコメントは一切しない多くの議員さんたちは今何を思うのでしょうか。
私にはひたすら生き恥を晒しているように見えるのですが、そのほかの見方ってのもあるのでしょうか。
生き恥を晒すこともこれも人生なので否定をすることはしません。
ただ、切腹をして責任を取るなんて人種がたくさんいた日本の歴史を多少なりとも知っている私としては、今、この状況にも興味がありますし、この問題は時間が経てば経つほど責任の取り方について考えさせられることになるなぁと思っています。
“美学”というものがすっかり忘れ去られているのか、それとも大人の世界ってそんなもの最初から存在もしないのか。
地元でその真髄を知ることになります。
もう少し先のこの事件の展開から目が離せません。
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