太陽光パネルの“終活”?

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今回はちょっと変わった視点の“終活”についての記事を見つけたのでそれについて書いてみます。
タイトルにも“終活”という言葉が使われていますね。

数年前に大流行した“太陽光発電”。
太陽光発電を普及させるために一般の家庭や空き地などで太陽光パネルを設置するために国が補助金を出し、電力会社はそこで生まれた電気を高価買取するなどという仕組みが広がりました。

当時私が勤めていた会社も広大な土地に太陽光パネルを設置し、太陽光発電で利益を出そうとしていた覚えがあります。

そんな太陽光発電のブームも去り、大きな問題が起き始めるだろうと言われているというのです。

もはやかつて多くの人が飛びついた太陽光発電の“高価買取”はなくなり、わざわざ自宅の屋根に太陽光パネルを設置する理由は無くなっているそうです。記事によると太陽光による電気の買取はブームの頃の1/5程度に下がっているそうです。

そんな中、爆発的に増えた太陽光パネルの経年劣化とその処分の問題が浮上しているというのです。

考えてみれば太陽光パネルも何年も発電をしていて年数が経てば劣化してゆくわけです。
買い換えるにも先ほど触れたように大金を投資して新たな太陽光パネルを設置しても最早かつてのような高価買取は存在しないので投資は収入に見合わなくなっているようです。

結果、もう屋根の上にある太陽光パネルは不要となる。
しかし、その太陽光パネルを外して処分するにも設置した業者も外すことは想定していなかったようで困惑が広がっているという・・・。もちろん外すなら外すで大金が必要になるという問題があり・・・。

記事を読んでいると、いつか“寿命”がやってくるはずだった太陽光パネルの“最期”を想定していた大人がどうもいなかったのではないかと思ってしまいます。

そんな状態に“終活”という言葉が当てはめられていることに大きな戸惑いがありますね。

日本中のおうちの屋根に大量の太陽光パネルがあるわけですが、これらの未来=終活は現段階で考えられていないわけです。

元々消耗品である太陽光パネルの寿命も、いつかはどうにかして処分することになることも最初からわかっていたはずですが、その未来を具体的に想像することなく“高価買取”という仕組みで爆発的にパネルを増やすことに成功したようです。

大人の世界ってこんなものなのかって思ってしまいますね。

なんだか原子力発電と全く同じに見えます。
核のゴミをどうするのかも決めないまま原発の増設に走りまくって今がある。

これにそっくりです。

奇しくも電力エネルギーというのは何か法則でもあるのでしょうか。


人間の終活も積み上げてきた歴史があって今日があります。

このようなエネルギーに関する“ごみ”に関しても積み上げられる歴史が大きな知恵になるのでしょうか。
今を生きる私にはその大きな知恵というのはまだ見えません。
100年後には太陽光パネルの“終活”は確立しているのでしょうか。
そうであってほしいと思います。

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