デジタル遺産という考え方

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

以前、遺品整理における新しい分野と捉えられている“デジタル遺品”についてブログで書いたことがあります。
(9/20Up「携帯電話の思い出」参照)

遺品整理においてスマートフォンやパソコンなどにある“データ”も大切な遺品であるという考え方のもと、新しいサービスが生まれているという話でした。はっぴいえんどでも丁寧にデジタル遺品のお取り扱いをしていますし、お気軽にご相談いただける体制をつくっています。

そんな中、アップルユーザー(iPhoneの利用者のこと)向けにこの“デジタル遺品”に関係する新しいサービスが始まっていることをご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

iPhoneを利用されている方は“iCloud”という言葉を見たことがあると思います。
“iCloud”とはデータを保管しておく倉庫のような場所のことだと言えばわかりやすいでしょうか。

スマートフォンでは膨大なデータを取り扱います。
例えば、写真、音楽、ゲームなどなどです。これらのデータは写真を撮ることが多いとか、たくさん音楽を聴くとかそれぞれの皆さんごとに膨大になります。とてもじゃないがスマートフォンの中に保存しておくことができない場合が出てきます。データがスマートフォンに入り切らないということです。

そんな状況を防ぐためというか、テータを大切に取り扱うために数年前からiCloudというサービスが始まっています。インターネット上のiCloudという場所にデータを保存しておくというサービスなのです。

そんなiCloudに有料オプション“iCloud+”というのがありまして、そのiCloud+にデジタル遺品に関するサービスがこの秋追加されたのです。

ちなみにiCloud+は月額130円からのサービスです。
この月額でデータの取り扱いに関するサービスを数多く受けられるのですが(そのほかのサービスについてはiCloudのサイトでご確認ください)、数あるサービスの中に“デジタル遺産”の項目が誕生しました。

iCloudのデジタル遺産サービス

具体的な内容は、ユーザー本人が生前に後を託す「データ相続人」を指名し、アクセスの移行を可能にする機能ということです。これによって、写真などのデータといったその人の生きた証が失われることなく親しい人に引き継ぐことが容易になったわけです。

スマートフォンにはご本人にとって大切な写真などのデータがたくさん詰まっています。
生きている間は他人が勝手に触ってはいけないほどプライバシー性の高いものでもあります。

しかし、ご本人が突然亡くなった時はその扱いをどうするのか?
ご家族にとって大切な思い出などのデータもそのスマートフォンにはあるはずでご本人が亡くなった後簡単にアクセスできないという課題がありました。

それをご本人が生前に、ご自身が亡くなった後にデータにアクセスする権利を与えておくという機能が今回追加されたわけですね。

ついにスマートフォンにも“生前整理”の考え方が導入されたということになります。


はっぴいえんどとしてはご本人様が亡くなられた後の遺品整理におけるデジタル遺品の対応はノウハウがあり対応させていただいているのですが、“生前整理”においての対応は高度なデジタル技術が必要であったので難しい部分がありました。

iPhone限定の話でありますが、スマートフォンを作っている側に生前整理の考え方が導入されたことで大切な思い出=遺品をご家族など大切な人に残すことができるようになりました。

遺品整理業を営む私たちにとっても歓迎されるサービスです。

今後、スマートフォンなどのデジタルデータについての生前整理や遺品整理はこちらの情報もご提供ができます。
ご参考にしていただければと思います。

はっぴいえんどは広島エリア(広島市・廿日市市・大竹市)で以下のサービスを提供しています。

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