読書日記 第14回 『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡2000-2019』

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今回取り上げるのは野球に関する作品です。

石田雄太著『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡2000-2019』です。
この作品は日本プロ野球・大リーグの記録を次々と塗り替えていった大スターにして歴史に残る偉大な選手だったイチローさんのインタビュー集です。

この本は一度2010年に文春新書より発売されていて、当時はイチローさんが2000年に大リーグへ挑戦した時から10年経った2010年までのインタビューを収録したものでした。それが2019年にイチローさんが引退をして、再び2010年から引退までのインタビューを加えて“完全版”として発売されたものです。これでイチローさんが大リーグで活躍をした全ての年月のインタビューが1冊になったことになりました。

大谷翔平選手の大活躍で沸いた今年の大リーグ。日本人も大いに熱狂しました。
その数年前まで世界的に大活躍していたのがイチローさん。
イチローさんの大活躍ぶりは多くの人が未だ忘れていないことだと思います。

皆さんはイチローさんに対してどのようなイメージを持っていますか?

イチローさんはとても表現や言葉に対して厳しい人でした。
誰もが安易にインタビューをできるような人物ではなかったのです。
イチローさんが表現したいことをちゃんと伝えてくれるような書き手以外にはインタビューには応じなかったといいます。

そんなエピソードから“気難しい”なんてイメージがあったのではないでしょうか?

だからこそこの『イチロー・インタビューズ』はとても貴重なインタビュー集になりました。
本当に貴重な言葉の数々がこの本にはあります。

私は2010年に発売されたものからずっと愛読しています。
この2019年の完全版は常にそばに置いておきたいという理由から電子書籍で購入しました。
私にとっては常にポケットに入れておいて、何かがあればこの本から言葉を引いて勇気をもらいたいと思っている本ですイチローさんは前人未到の道を開拓してきた人です。
誰も見たことがない景色を先頭になって見てきた人です。

その孤独に興味がありました。
その孤独とどう向き合っているのか興味がありました。
挫折やプレッシャーとどう向き合っているのかに興味がありました。

私なんぞはイチローさんとは比べものにならないほどちっぽけな世界で生きているのですが、何かを背負って、責任を負いながら新しいことに挑戦するという経験をすることができました。その頃にこの本を頻繁に開いていました。

スケールが違いすぎて恐縮してしまいますが、この本を読んで再び頑張ろうと思ったものです。

イチローさんに比べれば大したことないじゃないか。
孤独と向き合うにはこのような心持ちをするのか。
誰も正解を知らない世界を進むにはこんな気持ちがいいのか。

などなど、すさまじいプレッシャーを生き続けたイチローさんの言葉にはヒントも勇気も熱量も冷静さも何でもあります。

私にはその辺の自己啓発本を遥かに上回る人生のヒントがイチローさんの言葉にあるように思えます。

そのこともあって、私にとってのイチローさんのイメージは“言葉の人”です。
とてもこだわって言葉を紡いでいることもこの本を読めばよくわかります。
著者の石田雄太さんは見事にイチローさんの“すごい言葉”をたくさん引き出してくださっています。

この本をこれからも私は何かあるたびに開くことになります。
この本を開くことがなくなった時が“挑戦をやめたとき”となるのだと決めています。
なのでまだまだこの本を読まないと。

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