こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
今日(4/12)も負けましたね〜阪神タイガース。
プロ野球の見方は先日このブログでも書いたような佐々木朗希投手によるスーパープレーを楽しむのももちろん魅力ですが、チームを一つの組織として見るというのも魅力です。
組織とは自分自身にも投影できるものです。
具体的には自信が所属する会社やチームといったところにプロ野球のチームを重ね合わせるということです。
私はタイガースがとても弱かった90年代初頭からこのチームを見てきました。
当時は学生ですから勝利に一喜一憂なんてしていましたが、大人になるとチームの一人一人を見るのと同時に監督がどんな考えでチームをマネージメントしているのかという組織論的文脈で見ることが増えました。
その意味で今年のタイガースは皮肉にも組織論としてはとても注目に値する状況になっています。
矢野監督はタイガースを率いて4年目。
今年の2月、これからのシーズンを戦うために行ったキャンプ合宿の初日に今年いっぱいでの退任を表明しました。
これから1年間のシーズンが始まるという時点で今年いっぱいで辞めますよ発表したわけです。
これはプロ野球史においても前代未聞のことでした。
矢野監督としては兵法の“背水の陣”の戦法を1年かけて展開しようという意図だったのでしょう。
理屈としてはそれはわかります。
今年で最後の矢野監督を胴上げしようと選手たちに思ってもらい、奮起を促すという自信の首をかけた大博打に打って出たわけです。
シーズンが始まると昨年2位の実績で評価を得たチームが9連敗でスタートするという想定外の最悪の展開。
その後も今日の時点で1勝しかできておらず、ダントツの最下位を走っています。
そして今日も負けました。
象徴的な“いい写真”ですね、これ。
矢野監督は今までの監督像とはかけ離れていて、自信のポジティブな感情を素直に表現する人です。
選手が活躍すればガッツポーズをして感情表現が豊かで、一部の固い評論家からは“軽い”なんて批判を浴びるくらい特徴的な人です。私自身はポジティブな感情を素直に表現することはチームの空気をよくしていたと思いますし、自分も参考にさせていただいていたくらいです。
そんな矢野監督の今の表情がこのツイートです。
この写真に限らず今の矢野監督の表情はどん底のような顔をしています。
今日も期待の2年目佐藤輝明選手がホームランを打ちましたが、暗い表情で佐藤選手を迎えていました。
今まではそんなことはありませんでした。
良くも悪くも矢野監督の表情がチーム状況をはっきりと表してしまうようになりました。
矢野監督の表情が腫れない以上は今のタイガースの状況は良くはならないでしょうね。
勝つのが先か、監督の表情が晴れるのが先か。
会社でチームを率いたことがある自分としては身につまされる状況です。
自分ならどうするだろうか。
負けがこんでいるが笑顔になるのがいいことなのか。
しかし暗い顔だと選手に悪影響だらけだろうな。
確かにこんなことを自分も考えていました。
もちろんタイガースのような注目を浴び続ける大変なプレッシャーのある組織ではありませんが・・・。
それでもマネージメントをする人間の表情でチームは変わることは大いにあります。
自分も今、それが求められているなぁと思います。
このようにどうしても監督をしている人に感情移入をしてしまうので、安易に“やめろ”とかは言いません。
これを簡単に言える人は“当事者意識”のない人なんだろうなと思っています。
今、おそらく針の筵の矢野監督。
それはいつかの自分かもしれないし、将来の自分かもしれません。
だから、頑張ってほしい、矢野監督。
止まない雨はありません。
これ以上悪くなることはありません。
こんなことを自分に言い聞かせたことあったなぁ。
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