読書日記 第32回 『石原慎太郎伝』

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

1週空きましたが読書日記です。

読書はコンスタントに続けてはいるのですが、ラジオを聴くこととの両立に(悩みというほどではないですが)悩んでいます。
若い頃は音楽を聴きながら勉強をするなんてことは普通にできていたのですが、そのノリでラジオを聴きながら読書をしようとトライするのですがどちらかに集中すると片方が全く頭に入らないという効率の悪さに愕然としています。
昔はもっと軽い感じでどちらも楽しんでいた気がするのですが、今はラジオで話していることに集中すると手元にある本の中身は全く記憶がないなんてことがザラにあります。

結果、読書をするときは読書をするだけ、ラジオを聴くときはラジオを聴くだけと時間の使い方が非効率になってきました。要は時間が倍必要になってきたということですね。
これこそが真の悩みです。

時間がない。

感情を磨く。
インプットをする。
情報をちゃんと集める。

それを仕事などでアウトプットする。

このサイクルを成立させるにはインプットを効率的にしたいんですけどね。。。
まぁできないことはできないので、やれる範囲でやるしかありません。
どうせ義務ではありませんから(笑)

さて、久しぶりの読書日記です。
本屋でたまたま見かけて手に取りました。

大下英治著『石原慎太郎伝』
また石原慎太郎かぁって感じですね。
ただ、自分の中ではこの本は大きな一歩を踏み出した記念すべき作品となりました。

私にとって初の大下英治作品です。

大下英治さんといえば、とにかく多作の政治関連作品の多い作家さんです。
田中角栄とか野中広務とか小沢一郎とかのいかにも裏のありそうな政治家の舞台裏を小説のようなドキュメントのような作風で描くことで有名な作家さんです。
下衆な政界裏話などをスポーツ紙で読むとすれば大下さんの著述だろうというイメージがありますね。
出されている本はとにかく多くて追いかけることができないので私はわざと大下さんの本を読むことを避けていました。
政界裏話は好きなんですけど、実は大下英治作品は読んだことがない。

そんな大下さんが石原慎太郎さんを書いている。

今までも大下さんが興味深い人物を取り上げて本にしていることはありました。
例えば、当時の菅官房長官、武田良太、なぜか阪神タイガース・・。
面白いところに目をつけるなぁと読みたくなったのですが、“大下作品だから”読むことを避けていました。
単なるイメージです。要は読まず嫌いです。

興味はあるのに・・・。

そんな理由もよくわからない敬遠イメージのある大下作品だったのですが今回書店に並んだ“石原慎太郎”。

ああ、年貢の納め時だぁ。

ということで書いました。
私が石原慎太郎好きなのはこのブログでも何度も触れていることです。

今回、“大下作品”という壁を破った理由は、石原慎太郎は石原慎太郎でもこれが“伝記”だから。

つい先日亡くなった未だ現役感のある石原さんの伝記。
おそらく日本最速なのではないか。

これがハードルのあった“大下作品”を飛び越えた理由です。

内容自体は凄まじい取材力・・・つまりコネのある大下英治さんならではのエピソードが満載の石原慎太郎の評伝です。
もちろん石原さんの伝説は有名なものも多いし知っていることも多いですが、大下さんが肉付けしている証言や関係者の視点などは石原さん自身が書いてきたエピソードからはわからないことがあって本当に面白い。

石原慎太郎ってどんな生涯だったのかという素朴な興味のある人にもベストな内容ですし、知っている人もマニアックに楽しめるスパイスもあるというなかなか強者の作品です。

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