今週の思っちゃった28

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

世界は目下大変な緊張状態にあります。
そのことについては「今週の思っちゃった26」でも書きました。
今週はアメリカや日本、韓国、イギリスなど各国が自国民に対してウクライナからの国外退去を勧告しています。
その一方でフランスやイギリスなどの首脳が次々とロシアのプーチン大統領や外相と断続的に会談を行い、話し合いで開戦を避けようと外交のステージが激しくなっています。

そんな中、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領との電話会談が行われました。
「オリンピック中であってもロシアはウクライナに侵攻する可能性がある」などというセリフもアメリカあたりからは流布されています。いつ戦争が起きても不思議ではない空気が急激に作られている気がします。
このニュースは実は北方領土近海で起きたことで、まさに日本にも関係がある話なのですが、米露で鍔迫り合いというところでしょうか。

歴史に学ぶという言葉があります。
先の大戦では、日本が中国大陸で戦争をしている時、つまりアメリカと戦争する前ですが、大陸での航空戦で中国機を支援する米軍機がいたという目撃証言がありました。つまりアメリカは日本と戦争をする前から中国を支援していて、事実上参戦していたという闇の歴史があったりします。

9.11の同時多発テロが起きる前史では、のちにアメリカの敵となるオサマ・ビンラディンを支援していた国こそがアメリカだったとか。

歴史を長いスパンで捉えないと文脈が全く違って見えるというのが戦争をめぐる“見方”の特徴だったりします。

今、日本でニュースを見ると、「ウクライナを侵略しようとしているロシア」という大前提で危機が煽られていますが、私たちはこの場面からしかニュースを見ていないわけです。

9.11同時多発テロもあの飛行機に突撃した悲惨なテロからストーリーが始まったように映り、戦争が始まりましたが実際は全く違う歴史がありました。テロが起きるまでのストーリーというものがあって、その種は実はアメリカが撒いていたなんて話がたくさんあります。

だからこそ、今回も「ロシアが強硬姿勢」という前提は本当に正しいのかという思いがあります。
歴史に学べばそう思うことが“間違わない”ための第一歩だとしか思えません。

そう思えば、今日の北方領土の鍔迫り合いも、アメリカのロシアへの挑発にも映るわけです。
ロシア側は「本当に戦争を欲しているのはアメリカ」と言っていたりします。
これも日本のニュースの感覚だけではロシアによる単なるプロパガンダにしか見えないのですが、その思い込みを一回排除してみればその可能性もあるかもしれないと思ってしまします。

それほど本当のことはわからない状態になっているのが今です。

イラク戦争についても開戦直後に日本で蔓延していた単純なアメリカが正義・被害者という感覚は戦後は全く間違いだったことが明らかになっています。今では中東を混乱に陥れた負の歴史としてイラク戦争はその評価を固めようとしています。あの頃のアメリカの“正義”づらをリアルタイムに見ていた大人は現在それがすっかり変わっていることに気づいているでしょうか。

歴史を生きるとはそういうことなのだなと思っています。

だとすれば今再び戦争が起きるかもしれないという状況で普通に蔓延している“当たり前”と思われている前提は一旦は疑ってみた方が歴史の審判に耐えうるのではないかと思いながら激しい外交筋の攻防を見守っています。

なおこの観点はコロナ禍に蔓延した価値観にも言えることです。

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