先駆的な政策になってほしい

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

社会が変化をするときのひとつのきっかけとして「政策」があります。
かつて石原慎太郎都知事(当時)がディーゼル車規制の政策を打ち上げたことがありました。
軽油を使ったディーゼル車が流通において常識だった頃に、東京の大気汚染対策のために国に先んじて規制をかけるという政策を断行したことがありました。

石原さんが真っ黒なペットボトルを会見で見せて、東京の空気の汚さをアピールしてそれを防ぐために流通業界にディーゼル車の改良や離別を求めたのでした。

今ではあの頃とは打って変わって空気の汚染は減り、この政策と技術は中国にも輸出されているんです。

ひとつの政策を打ち出したことで環境が変わるという体験を東京はしているんですね。
自治体発の政策が国の政策をも変えるという試み。
石原さんの大きな功績の一つです。

地方発で国の在り方が変わるということはまだまだ多くはありません。
大阪での改革が影響を与えているということはありますが、他の地域発というのはなかなか見つけることが難しい状況です。

そんな中、こんな記事が・・・。
生活を支える交通インフラである路線バス。
人口減少により郊外や田舎での路線バス利用が減り、路線維持が難しくなっていることは日本全国で見られる光景です。
税金でコミュニティバスを走らせるなどしてインフラを維持させている地域も多いですが、この記事は過疎地や郊外をも含み込んだ広いエリアで新たな仕組みをやってみないかという話のようです。

広島市で走っている路線バス。
利用者からの運賃が売上の源です。
が、コロナ禍で利用者が減少し会社の経営にも大きなダメージがあって、且つこれから利用者が戻ってくるかも不透明の中、バスの維持・メンテナンスと運行を分離させようという試み。

バス会社はバスを購入し維持・管理をして、そのバスを運行して運賃を徴収して売上としているわけです。
経営のためにバス車両のメンテナンスは重要な要素です。
そしてそれは莫大な費用がかかります。
そのメンテナンスの部分を各会社ではなくて、行政も参画した別会社で一括して担うという在り方。
各バス会社はメンテナンスのことは別会社に任せて運行だけに集中することで負担を軽減しようという政策です。

どの会社にとっても商売道具の購入とメンテナンスは莫大な費用がかかることです。
もちろん誰か他者がそれを手伝ってくれるわけではありません。
しかし交通インフラは市民にとって商売だけで成り立つわけにはいかない公的な存在だったりするので儲からないという理由だけで無くなられては困るものだったりします。

だからそんな公的な交通インフラを守るために行政も維持管理に参加するという思想は筋が通っているかもしれないなぁと思いました。

これは広島市レベルの大きな自治体では画期的なことだそうで、全国的にも注目される政策となりそうです。

この政策が成功すれば日本の過疎地を含んだ交通インフラの在り方に大きな影響を与える可能性があります。
一方でバスの維持管理を担う会社をどのように運営するのかとか、経営をどのような会社が担うのかなどの課題は多いでしょうが、乗り越えることができれば未来が少しだけ明るくなるかもしれません。

これは注目に値する政策ですね。
地元でそれが展開されるかもしれないことに意外性と嬉しさを感じます。
全国から先んじて画期的なことをする広島・・・応援したいですね。

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