社会は何で出来ているの?

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

仕事中にふとこのようなツイートを見ました。
(念のために言いますと、はっぴいえんどのツイッターアカウント【はっぴいえんど@広島で遺品整理・生前整理@happy_end0621】の管理は西本が毎日時間があれば丁寧に行なっています。よろしければフォローいただけると嬉しいです。)
たびたびこのブログでもお名前が登場している哲学者・東浩紀さんです。

みなさんはこの東さんのツイートについてどう思われますか?

社会を生きているビジネスマンは全員これをクリアしているのではないでしょうか?

例えば、政治思想や政治信条が自分と異なっている人が会社の部署(同じコミュニティ)にいるとして、そのような人とどうやって付き合っていますか?

私自身、これこそが“社会人として成長する”、“社会適合者となる”大きな試金石なのではないかと思っています。
自分自身はこの東さんが書かれていることとの戦いこそが社会人になって一番最初にぶち当たった壁だったのではないかと思っています。




以前にもこのブログでも触れているように、私自身は政治思想を扱う大学のゼミ出身ですし、卒業論文もそのような内容だったこともあり、政治思想には“うるさい”、いい言い方をすれば“こだわりのある”人間だったのです。




私の経歴の中に政治家の秘書というのがあるのですが、その時も政治家の事務所に入って偉い人に一番最初に言われたことは、「党派を裏切ることだけはこの世界では絶対にやってはいけないこと」と言われました。

“あれ?政界って「政界渡鳥」とかいう言葉もあるほど節操のない政治家いっぱいいなかったっけ?”と思ったことは内緒です。



話を戻しますと、若い頃の自分はこの“政治信条”というやつがアイデンティティだったり、ファッションだったりしたわけです。そういう環境だったと言いましょうか・・・。

それが一般企業に入ると、そんなことは通用しないわけです。

政治信条の違い・・・というか、そんなもの持っていな人の方が多かったのです。
社会とはそういう場所だったのです。
もちろんたまにはしっかりと考えを持っている人もいて、それが自分と180度違っているなんてことにも出会うのです。

それを対立することなくビジネスの関係を築く、継続する、仲良くする。

これを“丸くなる”というのだとかつての自分は自分に言い聞かせていました。
世界は“政治信条”だけで回っているのではないということを知ってゆくのです。
ルールやシステム、人間の魅力、人間のつながりなどなど世界を構成する要素はいくつもある。

それを知って、その甘いも酸いも知って消化しながらも、政治信条は忘れない。これがある程度大人になった私の課題となりました。

今度は社会の潮流に流されて、かつて自分が培った思考のあり方を忘れないようにすることが逆に大変になりました。

今となってはそのバランスも体得して、これを成熟というのかなと思っているところです。


翻って最初に挙げた東浩紀さんのツイートですね。
ネットの世界を見ていると政治信条で“敵と味方”をはっきりと分けている人が本当に多いですね。
昔の偉い哲学者が政治とは「敵と味方を分けること」と定義づけたことがあります。いわゆる友敵理論というものです。まさにネットを見ているとそれを地で行っているように見えます。

あの世界の感覚は、私が学生から社会人になってゆく過程そのもの。
要は子どもなのです。

(成熟したつもりの)私に言わせれば、世界は政治信条で分断できるほど単純には出来てないよということになります。学生時代の私が聞いたらきっと怒るだろうなというセリフですが、残念ながら世界はそう出来ています。

難しいのです。社会は。

だから面白いとも言えます。

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