今週の思っちゃった⑧

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

さて、日曜日恒例の時事評論「今週の思っちゃった」です。
先週の「今週の思っちゃった⑦」でも脱炭素社会について書きました。
“脱炭素社会=カーボンニュートラル”という言葉が頻繁にニュースでも見られるようになってきました。

それもこれもこの秋に今後のカーボンニュートラル社会の行方が決定的となる国際会議COP21が開かれるからでしょう。菅総理が我が国のエネルギー政策の転換をカーボンニュートラルを意識したものへと転換してから約1年。それすら実は世界の趨勢の中では“遅すぎた”ということも先日のブログで書きました。菅総理が軌道修正した今後の日本のエネルギーの未来がどのような道筋を辿るのか是非とも注視したいと思うのです。

この記事では脱炭素社会を推進するために税制を整えるという話に対し、財界の反応が反対だったり、“議論はOK”だったりさまざま・・・(賛成という話はないんだという感じですが・・・)ということが書かれています。

思い出すのは1999年(平成11年)の石原慎太郎都知事(当時)による“ディーゼル規制”です。
当時を覚えていらっしゃる方はいますでしょうか?
この石原さんの映像を覚えている方は多いのではないでしょうか?
石原都知事が持っているのはディーゼル車が排出した粉塵をペットボトルに入れたものです。

「これを総理大臣も、生まれたばかりの赤ん坊もみんな吸っているんだ。この東京で」

このように発言した石原都知事はディーゼル車に対し税金をかけることで東京からディーゼル車を減らし駆逐することに成功しました。大気汚染が都市問題となる中でこのような対応を政策として投入した結果、今や東京で大気汚染などということは言われなくなっています。

当時、石原さんの“居丈高”な態度で導入されたディーゼル規制税制に対して財界は猛反発しました。経済への影響や流通業界への打撃や、そこから派生する経済的打撃などなど散々“文句”が噴出しました。覚えている方はいらっしゃいますか?

結局、ディーゼル規制は導入され、何しろ日本の中心である東京都がそれを敢行したものですから、自然と全国へとそれは伝播し・・・・今ではごくごく当たり前になっています。

1999年の未来となった現在から見ると、流通業界は今も変わらずちゃんと存在しているし、ディーゼル規制のせいで経済が落ち込んだなんてことも歴史には残っていません。それどころか、今ではこの石原さんが投入したノウハウはのちの猪瀬都知事によって、北京へ技術提供が行われているくらいです。つまり、北京の空気も綺麗にするほどのノウハウに育ったということです。

政策というものはこういう年月の幅があるもので、評価は歴史がするものであることがわかります。あの時点では多くのマスコミが騒ぎ、業界も大騒ぎして“石原叩き”をしたわけですが、あの人たちどこへ行ったのでしょうか?


翻って、今回の記事に戻りましょう。

・・・・瓜二つ・・・・

ではないでしょうか?

確かに、税制を変えられるなど、現状に大きな変更があったときは“めんどくさい”ことが多くなります。これは日常の仕事や生活でも同じことが言えます。

しかし、それを乗り越えたときの景色に想像が膨らむかどうか。

これが決定的に違うことです。
自分自身も似たような経験をしています。自分が“改革者”になって提案したことばかり覚えてはいるのですが、場合によっては逆の立場も経験しているはずです。人間なんてそんなもんです。

ただ、やっぱりちゃんと想像する側でいたいという思いは変わりませんね。

本来、政策というものは私たちの生活に影響を及ぼす重要なことです。そしてその射程は遥か未来にも及ぶ幅広いものです。

これこそが政策の醍醐味でもあります。
データを駆使した想像力の世界、それが政策です。

今、世の中を騒がしている自民党の総裁選もぜひ、その観点でジャッジをしてほしいと思います。
自民党内の人間関係が“超面白い”というのはきっと間違いないことでしょう。しかし、それは会社内の人事の噂話が楽しいと言っているのと同じです。それが会社の成長や業績に果たしてどこまで繋がっているのかという疑問はあります。それよりも、その人事によって“何が起きるのか?”“何をしようとしているのか?”=政策を比較した方が、本当は楽しくて、為になるのだと私は思っています。

最後は“本当の総裁選の楽しみ方”になりましたね。
ぜひ“脱炭素社会=カーボンニュートラル”に注目してみてください。

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