今週の思っちゃった③

こんにちは。広島で遺品整理業を立ち上げたはっぴいえんどの西本です。

昨日(8/14)ブログに書きました大雨については落ち着き、被害もなく夜明けを迎えることができました。
実際広島では土砂崩れなど被害も出ていますし、東日本でも豪雨が続いていますからまだまだ落ち着かないなぁとも思っています。みなさんは大丈夫でしたでしょうか?

さて、日曜日恒例の「今週の思っちゃった」です。
今日はお盆ということもあり、このような記事に注目しました。
原敬や中曽根康弘など政治家とお墓参りの関係について取材した記事です。
政治家は大切なことがあるとお墓参りをするという話が記事にはあります。
確かにそんなシーンをニュースでもたくさん見たことがありますね。みなさんは政治家に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?あまりいいイメージを持っている人はいないかもしれません。

しかし、この記事で語られる政治家は、何か大切なことがあったときはその報告やお礼に墓参りをしているというものです。私はその政治家の姿に、死してなお恩を感じ、墓前に報告へ行く姿に謙虚さと敬虔さを見ます。

権力闘争や、策謀といったイメージが政治家にはあります。事実、それがないと権力を獲って自分のしたいことはできないわけですから、そのイメージは間違ってはいないはずです。そのイメージに何か闇めいた印象を抱く人は多いかもしれません。しかし、一方で敬虔にお墓参りをする謙虚な政治家のイメージ・・・ギャップがあります。

私はここに人間の“分厚さ”を感じます。

現代は人物の評価を善か悪かといった2元論で語りがちです。その方がわかり易いし、盛り上がることでしょう。しかし人間はそんなに単純にはできてはいないのです。

悪人だって墓参りはする
善人だって墓参りをしない人はしない

ここに人間の複雑で面白いところがあります。
死者とつながる“慰霊”から見えることってたくさんあると思います。

西部邁(にしべすすむ)という尊敬する思想家がいるのですが、その西部氏が常々言っていたことがあります。

民主主義には死者も入れよ

大学時代に学んだこの言葉は今でも忘れらないのですが、この言葉の意味するところは、“今生きている人間だけ”の意思=投票で物事を決定してはいけないというものです。現代に生きる我々で過去から続いていることを安易に変えてしまうことを戒める言葉です。

時代のスピードに応じて変化が必要なことも真ですが、一方で立ち止まってその変化が次の時代に継いでゆくことに耐えられるものなのかを考えることもまた真であるという意味です。

その時に出現するのが死者なんですね。
現代人の“暴走”を止めるのは“過去の人”であり“死者”であるという教えなのだと思っています。


そう考えると最初の政治家の姿勢は民主主義においてあるべき姿であると言えるのではないでしょうか。
国民の声に耳を傾けると同時に“死者”の声を聞くことも必要。
これができている政治家は・・どう思いますか?


この記事を読みながらこんなことを考えました。
結果的に遺品整理業に関係する話になりましたね。

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