人生に触れる

こんにちは。広島で遺品整理業を立ち上げたはっぴいえんどの西本です。

誰かの人生に触れる。

ちょっと文学的に書いてみましたが、人間は誰かと関わらないと生きていかれない以上、誰もが普段から行っていることです。あまりに当たり前すぎてその価値がわからなくなっているきらいがありますが、立ち止まって考えてみると人生を寄りよく楽しく幸せに生きるためには誰かの人生に触れて敬意を持つことが必要不可欠なのではないでしょうか。

人生に敬意を持つ。
それは幼少の頃に“誰かに憧れる”ということから始まる気がします。
思い返すと自分の中ではそれが明確に残っています。

小学5年生の時の国語の授業でのこと。おそらく伝記から何かを学ぶという課題だったのだと思います。

アンリ・デュナン
赤十字の父 アンリ・デュナン
ご存知でしょうか?
この赤十字の父と呼ばれる人物の伝記を読むという授業でした。学生時代に受けた授業というものの中で唯一忘れていない授業です。今、振り返ると自分の生き方を決定づけた学びだったかもしれません。

かの有名なナイチンゲール女史と同時代に生きた人物で、戦争中の負傷兵の治療を何とかして戦場でできないかと尽力し、実際に赤十字の設立という今もなお影響を与える功績を残しました。

私は何故かこの人物の伝記に魅了され、担任の先生にこの人物をもっと知る手立てはないのかと聞いてデュナンの著作である『ソルフェリーノの思い出』を親に買ってもらった思い出もあります。小学5年生には背伸びしすぎな本だったことを覚えています。

この勉強によって、私は歴史上の人物の伝記を読むことが楽しいということを知りました。
ナイチンゲール
ナポレオン
イエス=キリスト
などと言った人物の伝記を読み漁りました。講談社の児童向け伝記である“火の鳥文庫”には大変お世話になりました。

それ以後、生まれ故郷である大阪で大阪城を家族で見学するという出来事を経て自分の興味は日本の歴史上の人物に移ってゆきます。それからというもの、完全に今で言うところの“歴史オタク”となり、学校のテストも歴史しかいい点数が取れないという時代が中学生まで続きます。

話は脱線しましたが、結局自分が魅了されたのは偉人の活躍であることは間違い無いのですが、人が生きているプロセスを知ることそのものでした。人の人生を覗くことが楽しいのだと言うことを知りました。

これは今でも間違いなく続いていて、興味が湧いた人がどんな人生を歩んできたのか、何に関心があってこんな人物になったのか、そんな話を聞くことが楽しくて仕方がない。それで社会人としての会話をしていると言っても過言ではないと今では思っています。

誰に何を聞いても、自分と同じ人生を歩んでいない

当たり前のことなんですけど、これこそがすごいことだなぁと思っています。
これが海外へ行った時はその膨大さ広大さに途方に暮れます。
あまりに知らないこと、いや、想像もできないことがたくさんありすぎることにいい大人になった今でもどう回答を下していいのかわからないほどです。

そんな思いは全て尊敬の念に変わります。

私が尊敬する人物ASKAさんが「人はすごい」という言葉を残しているのですが、本当にそう思います。
社会人になって楽しかったことは、誰かの人生に触れられたという意味での出会いです。
誰かと出会った、そして話をする。
些細なことですが、会話の中でその人物の歴史とか想いを知ることができる時間が一番幸せです。

この原点は小学5年生のアンリ・デュナンにあったのだと今では思っています。
その授業を魅力的に見せてくれた当時の先生に感謝しないといけません。


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