広島のお盆の風物詩

こんにちは。広島で遺品整理業を立ち上げたはっぴいえんどの西本です。

東京オリンピックも終わり、ロス気分を引きずりますが気がつけばもう間も無くお盆です。
お盆といえばお墓参りですね。
今年は皆様はどのようなお盆をお過ごしになりますでしょうか?
今年もご実家などになかなか帰りづらいお盆になるのでしょうか。

私は先祖の墓がすぐ近くにあるものですからお盆のお墓参りは不便なく出来ます。
今年もお墓の前で手を合わせ、ご先祖さまに脈々と命が継承されてきて自分が今を生きていることを感謝したいと思います。
お盆の風物詩といえば・・・写真のような盆灯籠(ぼんとうろう)ですよね。。。。
と書き進めようと思ったのですが、実はこの盆灯籠は広島県、特に広島西部に特有の風習なのだそうですね。
もしこのブログを読んでくださる方の中に広島県以外の方がいらっしゃった場合はこの盆灯籠は「何のことはわからない」ということになります。

私は先ほども書いたようにお墓が自宅から近くにあるものですから、幼少の頃はちょっと山の中に入り、小道を進んだ先にお墓があって、お盆はこの写真のように艶やかな盆灯籠がお墓を彩り煌びやかなイメージがありました。それが当たり前の光景としてずっとあったものですから、この盆灯籠が他の県にはないのだと知ったときは驚いたものです。

この盆灯籠は具体的にどのような経緯で始まったのかはわからないそうですが、いくつか言い伝えはあり、江戸時代に広島紙屋町の紙屋の夫婦が亡くなった娘さんを供養するために供えたのが始まりという説もあるそうです。広島の紙屋町という地名は今でも残っていて、広島で一番賑わっている街の中心です。

広島は昔から浄土真宗という宗派の勢力が強く、浄土真宗の風習としてこの盆灯籠は定着していたようですが、戦時中の中断を挟み今では宗派に関係なく広島では広まっている光景となっています。

よくよく調べると広島県の観光の紹介のページにも掲載されているほど特徴的な文化だったようです。

私の中ではこの盆灯籠のおかげで、お盆のイメージが随分とカラフルです。
このカラフルさにも“世の無常”などの意味が込められいるそうですが、幼少期の私にはお盆の“おばけ”のイメージを薄めてくれるヒーローのような色彩に映ってました。

ということもあり、夏の季節にはこの盆灯籠がスーパーやホームセンター、ひいてはコンビニエンスストアでも販売されています。これもまた広島特有の風物詩ということになりますね。近代的な品揃えで、どこも均一的なイメージを保持しているコンビニエンスストアで盆灯籠が置いてあるところだけが土着の匂いがしてとても趣があります。

今年はご先祖さまとどんな思いを交わすことになるのかとても楽しみです。
自分がお墓やご先祖さまとのつながりを強く意識した仕事を始めたことをまずは報告しないといけません。

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