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こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

いよいよ寒くなってきて冬の足音がしてきました。
もうすぐ令和4年も終わりに近づいているということですね。

今日(10/27)はM-1グランプリ3回戦(関西開催分)の審査結果が発表されました。

M-1といえばもはや年末の恒例行事となっています。
いよいよ年末の足音がしているなぁって感じますが、今日発表されたのは飽くまでも3回戦。
これから準々決勝があり、準決勝があり、そして年末の決勝と、出場している芸人さんにとってはまだまだ階段はあります。

しかし3回戦でも既に波乱が起きました。
昨年決勝に進んで、その名を上げて今年は飛躍をしていた“もも”が3回戦で姿を消すことになりました。
最近、お笑いライブで発見をした“ネイビーズアフロ”というコンビもとても面白いなぁと注目していたのですが、彼らも3回戦で姿を消すことになりました。

実際にネタを見た自分からすれば俄には信じられない“事件”です。
あんなに面白いのになぁ・・・当日何かあったのかなぁと思ってしまうほどです。
ネットの声も驚きで満ちていました。

それでもそういうことが起きるのが賞レースの残酷なところです。
一回勝負の残酷さは入試を経験したことがあれば十分想像できます。

きっとこの1年、更なる飛躍のために頑張ってきただろうから、その1年の努力を思うと言葉もありません。
今日はそのことをずっと考えていました。

“また来年”と本人も言っていることですから、きっとそれしかないんでしょうけどね。

誰もが飛躍を期して努力をしているんですよね。
それがわかるから胸を打ちます。

もものように悔しい結果のコンビもたくさんいますが、一方で勝ち進んだコンビもいます。
昨年から応援している“にぼしいわし”。
どこの芸能事務所にも所属せずに大阪でフリーとして活動している彼女たち。
ネットの更新も、ラジオも自分達で手作り発信していることを知っているので、是非とも飛躍してほしいと注目しているのですが、彼女たちは3回戦を突破して準々決勝へ進みました。

こんなふうに喜びの声を聞くと嬉しくなります。

誰も彼も伊達や酔狂で芸人をやっているわけではないでしょう。
人生をかけているから一つ一つの言葉が必死です。

ももの言葉もにぼしいわしの言葉も結果は違えど、全力の言葉であることは読めばわかります。

これを読むと、若い人たちも決して捨てたものではないと思うのです。
そう思わせてくれる彼ら彼女たちは本当にすごいと思うのです。
安易に評論なんかしたくなくなります。

いい年した大人がこれほどまでに上を向いて頑張っているなんてあるでしょうか。
現状にあぐらをかいている人が多いのに、そんな人たちに何かを偉そうに論評されるのが若人だったりするんですよ。

若い人たちはもっと怒っていいなと思います。

実は社会でのマナーが悪いのは“いい大人”だったりします。
恥も外聞もなくなった“いい大人”こそが公共の場で大声で喋っていたり、映画館で前の椅子を蹴っていたり・・・案外そんなものです。

若い人たちは永遠に“今時の若者は”と眉を顰められがちなのですが、実際は“いい大人”の方がずっと醜悪だったりします。

だから自分はそんな“いい大人”にはならないと決めています。

人を笑わそうと必死になっている若い人たちを見ていると、本当に心からそう思うんですよ。

先に生まれているってだけで偉いわけはないだろう。

尊い生を燃やしている若い人たちにもっと飛躍の機会があることを祈ります。

M-1はまだまだ年末までドラマがありそうです。
東京ラウンドの3回戦は今週末。
来週にはまた新たな喜びや涙が生まれるのです。
ずっと拍手です。

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