夢の終わりと夢のつづき

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

阪神タイガースの2022年が終わりました。
今シーズンのキャンプイン前日に表明された矢野監督の退任。
前代未聞のシーズンが始まる時に退任発表がされた1年。
最終的にはリーグ3位でクライマックスシリーズも2位の横浜を撃破し、1位のヤクルトにあっさり負けて終戦。

開幕9連敗から始まった今シーズンですが、なんだかんだで3位でフィニッシュし、強いタイガースも弱いタイガースも存分に堪能する1年だったように思います。

タイガースファンとしてはもちろん優勝できなかったことは残念ではありますが、矢野監督の最後の1年をどう選手たちと戦うことができるのかに興味がありましたからそれはそれで濃密な1年だったと思います。

新井監督についてのブログでも書いたように、新監督就任の時は大歓迎されて期待されて始まるんです。
しかし最後は追われて辞めてゆく・・・みたいなことの繰り返しって悲しくて頭が悪いなぁと思うのです。

その意味で今年の矢野監督は最初から“辞める”と自ら表明していて、追われるということにはなりませんでした。その意味では賢いやり方だったのかもと思いました。実際、今日の退任会見では涙も見せていて、追い出されて辞めてゆくのではない感じが伝わりました。ある意味ほっとしました。

実際に組織を率いる仕事をしたことがある人間ならば、成績不振の辛さ、その責任を背負うことのプレッシャーがいかに大変かわかると思うんですよ。野球に限らずどんな仕事も組織の命運を握る立場に立てば、そのしんどさがあります。

自分自身もその立場を経験したことがあるからこそ、監督の孤独さが想像できます。
そしてその孤独さを知らない周辺から好き勝手批判されたりすることの腹立たしさも痛いほどわかります。

そんなに言うなら「お前がやってみろ」と言いたくなるくらいでしょう。

そういうネガティブな感情とも戦いながら結果を出さなければならない立場。
もうそれを請け負ってくれているだけで私は感謝の感情しか湧かなくなりました。
自分もそうだったからです。

なのでその意味で今日の矢野監督の退任会見は、ファンや評論家にボロボロにされて追い出されたというわけではないという1点で“よかったなぁ”と思います。

そして矢野監督自身が「まだやりたかった」と言ってくれたことが嬉しいのです。

ぜひまたタイガースに帰ってきてほしいです。

前任の金本さんがボロボロにされてチームを追われたのを引き継ぐ形で監督になった矢野さん。
矢野さんは金本さんが作ったチームを継承すると表明して二人の盟友ぶりをちゃんと言葉にしてチーム作りを始めてくれました。

あの日のことを今でも覚えています。
金本さんの無念さをちゃんと引き継いだ矢野さん。
優しい人なんだなと思いました。

あの時ファンも当時2軍を優勝に導いた矢野さんの手腕に大きな期待を寄せたはずです。

あれから4年です。
優勝こそできませんでしたが、金本さんが育てていた選手も主力になり、矢野さんが育てた選手も主力になり今では若い選手だらけのタイガースになっています。

いいチーム作りをされたのだと思います。

このチームを後任の岡田監督が強いチームにしてくれることを期待します。
岡田監督にはそれはそれで多大な思い入れを持っています。
それはまたの機会に書きましょう。

矢野監督、本当にお疲れ様でした。

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