名選手の本音

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今日(10/13)放送のRCCラジオ「ごぜん様さま」で横山アナウンサーが昨日の広島カープ・新井新監督の会見について話をしていました。昨日このブログでも書いたテーマですね。

横山さんの意見の内容はほぼ昨日のブログと似ていて、新井さんのようにこれほど愛されている人を大切にしてほしいなぁという趣旨でした。

その趣旨をより際立たせるために横山さんはこんな話をしていました。

横山さんが昔、カープOBの故・衣笠祥雄さんに「どうして衣笠さんはユニフォームを着ないんですか?」と聞いたことがあるんだそうです。国民栄誉賞をとったほどの「鉄人」と言われた広島カープを代表する偉大な選手だった衣笠さん。実は現役引退後は監督にはなっていないんです。当時の盟友だった山本浩二さんは何度も監督をされているのに比べて対照的な姿でした。ファンの中でも衣笠監督待望論はあったはずでしたが、結局は監督になることはありませんでした。

その理由を衣笠さんは「もう(引退した後まで)バカバカ言われたくないんよ」と横山さんに答えたんだそうです。

やっぱりそういう気持ちってあるんだ・・・と腑に落ちました。
そうです。
昨日ブログで訴えたかったことです。

衣笠さんは監督をすることによってファンから叩かれることが嫌だったということです。
それって人情として当然の気持ちだろうと思います。
これほど率直に本音を言ってくれたんだなぁと感動しました。

ファンあってのプロ野球という大前提が監督という当事者の可能性を狭めているのかもしれないと思いました。

逆にファンに叩かれまくることを何処かで思いながら監督を引き受けている人たちに対するリスペクトも同時に湧いてきました。

本当に損な商売です。
うまくいって優勝すれば万々歳でしょうが、その可能性は1年で2チームだけです。
しかもそれが続かなければいけない。成績が落ちれば結局叩かれるのです。
これほど叩かれる確率が高い商売もそうそうありません。

厳しい世界なのは当事者はわかっているでしょう。
成績が振るわなければ辞任は当たり前。
しかし罵詈雑言を浴びることは当事者の心には“当たり前”ではないのかもしれません。

もう何年もこういうことを繰り返しているわけですが、改善されることは果たしてあるでしょうか。

横山さんに紹介してもらった衣笠さんの言葉はとても重いなぁと思いました。
今でもずっしりと残っています。
歴史に残る偉大な選手の本音を知ることができてよかったです。
改めて監督業の皆さんを尊敬します。

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