こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
この世に“妄言”というものはたくさんありますが、これほどの“妄言”は聞いたことは無いかもなぁと思いました。
日本維新の会の鈴木宗男氏による発言です。
あまりの意味のわからなさに思わず何度か読み返しました。
鈴木氏はウクライナが降参すれば戦争は終わると主張しているそうです。
発言では、アメリカやヨーロッパがウクライナに武器を供与しているから戦争が終わらないと欧米を批判したとの内容もあるようです。
この内容に「なるほど」と思う人はいるのでしょうか。
この人、本気で言っているのだろうかと疑ってしまうほどの“間違い”です。
間違いと断言していいでしょう。
そもそも・・・と説明するのも馬鹿馬鹿しいほどの間違いっぷりなので、ここで説明を書くのも嫌です。
それでも書けば、戦争を仕掛けているのはロシアですよということなのですが・・・。
ほら、あまりのつまらない説明にあくびが出そうです。
なんと言っていいか・・・世界中にロシアの行動に一分の正義があると思っている人がいるのだろうか・・・。
いるのだとすれば、それは長きの歴史で積み重ねてきた国際法や国際秩序自体を全否定することになるのですが大丈夫ですか？という話なのです。
ロシアの侵攻を認めてしまうことは、将来、核保有国は侵略し放題ということになってしまうのです。
核保有国が戦争の意思を持てば、その戦争は止めることができないということになります。
それはすなわち、日本にとっても台湾をめぐって中国の侵攻を認めることになります。
もちろんそのときは戦火は我が国にも飛んできます。
全くもって平和を守ることになりません。
皮肉なものです。
鈴木氏が言うように、目の前の戦闘を止めるにはウクライナが負ければいいという話なのかも知れません。
しかしそれは本当の意味で侵略戦争を認めることになります。
野蛮な弱肉強食時代に逆戻りです。
きっと多くの人はそんな理屈がなくても、ロシアの蛮行を認めるわけにはいかないということでウクライナの反抗を応援しているんだと思います。それが正しい。平和を望んでいるのならそうでなければならないのです。
ということは鈴木宗男氏は一体何を望んでいるのか。
そしてこんな発言を許している日本維新の会はどういう見識を持っているのか。
これは一議員の妄言では片付けられないとても重要なことだと思うのですが、いかがでしょうか。
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