無常と抵抗と

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今、このブログを神田松之丞さんのCDを聴きながら書いています。
「村井長庵・雨夜の裏田圃」

久しぶりに聴く伯山先生の講談です。
伯山先生が神田松之丞と名乗っていた頃に伯山先生の講談に出会って2年。
興味を持ち始めた頃はどうにかして神田松之丞さんの講談を聴きたいと思って、どうやったら作品に触れることができるのかと調べまくったものです。

東京に住んでいれば寄席に行って直接講談を聴くのが一番ですが、地方に住んでいるとこれはなかなか難しい。
現代はYouTubeというものがあるので、これで動画を探す・・・これも良い手段です。
もちろん、動画も漁りました。

しかしそれでも足りない。
もっと講談を聴きたい。

調べると神田松之丞さんはCDを3枚発売していました。
講談を録音してCDにしているんですね。

すぐさま全部買って聴きまくりました。
出社の移動中、車でどこかへ行く途中、暇さえあれば繰り返し繰り返しCDを聴きました。
なので、この3枚に収録されている演目はしっかりと身体に染み込んでいる・・・かもしれません。

さて、どうしてこんなことを書いているのかと言いますと、このCDですね、絶滅寸前なんですよね。
CDが売れない時代になっています。
CDといえば音楽ですが、音楽を聴くのは今やサブスクが主役でCDはもはや“オワコン”と言われています。
“オワコン”=終わったコンテンツですね。

このCD絶滅危機は講談をはじめとした演芸界にも暗い影を落としているそうです。
ミュージックテイト西新宿店さんは落語や講談といった演芸のCDを主に売っているお店なんだそうです。
噺家さんの話によく出ている演芸ファンにはよく知られたお店です。
お店にはちょっとした高座もあって、若手はここで会を開いたりしているという芸人さんの活動にとっても大切な場所なんだそうです。

そんなミュージックテイト西新宿店さんが閉店の危機になっているというツイートがあって、怒涛のように店を出て行くことになるという展開。

それに伯山先生が反応しているこの数日の出来事です。

これを読みながら、時代の流れには逆らえないのかという無常感と、それをそのまま受け入れていいのかという抵抗心が混ざってなんともいえない気持ちになりました。

伯山先生の動画からも想いが伝わります。

確かに演芸に触れるのにCDは便利で重要なものです。
特に地方に住んでいて寄席がない人にとっては落語や講談はCDから入るしかありません。

それとも演芸もサブスクやYouTubeで十分になってゆくのでしょうかね。

伯山先生も動画でおっしゃっているようにCDの良さってありますけどね。

今度東京に行くときはミュージックテイト西新宿店さんを訪ねてみようと思います。
講談好きなら行ってみないとね。

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