不作為の責任

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

なんとなく不作為でなんとなく誰も見ていないものだから支持率が減らない現政権。
このままなんとか波風が立つことなく参議院議員選挙へ突入してくれというのが総理大臣の本音でしょう。
そして国民の関心もなんとなくあるようでないような感じで、このままなんとなく現政権が勝つという展開になりそうな情勢で・・・問題山積にもかかわらずなんとなく弛緩した空気だと感じているのは私だけでしょうか。

そんな中でしっかりと指摘しておきたいことがあります。
このニュースご存知でしょうか。
吉川という議員が18歳の学生との飲酒などを行なっていたと週刊誌にすっぱ抜かれてにわかに政界がざわついています。

この吉川という議員は岸田総理の派閥である宏池会所属だった人物で、岸田氏の子飼いだった人物です。
岸田総理は吉川という人物が宏池会のホープだったという記事に対してはホープだったことはないと否定していますが、そこは問題ではないんだけどなあ・・・それは単なる論点ずらしなんだけどなぁと呆れるしかないのですが。
首相動静を見ている限りたまに吉川という人物の名前は見たことがあるので岸田氏の子飼いであったことは間違い無いでしょう。

そんな人物のスキャンダル。
そしてその吉川という男は自民党を離党こそしましたが今回の件について説明はしていませんし議員辞職をする意向はないという話のようです。

こんな気色の悪い話を“なんとなく”で話題にしないというのは国民倫理として問題があります。
雲隠れすればきっと忘れてくれるでしょうと本人はおろか、総理もそう思ってくぐり抜けられるようなことになればこの国に正義も倫理もないということになります。

そしてもう一つは・・・。
この記事は総理の地元・広島の新聞である中国新聞の記事です。
広島で起きた河井案里元議員をめぐる収賄事件。

岸田総理は河井事件で恥をかかされた張本人であり、総理になる前はこの問題に対してお金の使い道を明らかにすると息巻いていましたが今はそんなことはなかったことになっています。

そしてこの事件はもう一つ政治課題を浮き彫りにしました。
それは河井案里や河井克行など疑惑の議員がマスコミなどからの追及から逃れるために国会に登院せず仕事をしないまま歳費を受け取ることに対する批判。要は仕事をしていない議員の歳費を返還すべきではないかという批判が巻き起こったんですね。

それに対し岸田総理は「取り組む」として、仕事をしていない議員の歳費を返還できる法律を作る動きを見せていました。しかし結局は何もすることなく今日になっている・・・この記事はそれに対する批判です。

さすがは不作為の総理大臣です。
問題に向き合っている感じは一切ないのです。
この地元で起きて、自信が恥をかかされた案件に対してももう忘れたかのような状況。

実はこの話は、先ほどの吉川という議員についても深く関係してくる話になりそうです。

吉川という議員も議員辞職をしないということになればこれから雲隠れを続けることになります。
ということは仕事をせず雲隠れをする議員に税金から歳費が支払われ続けることになります。
そうです。河井案里と同じ状況になるわけです。

法律を改正せず何もしてこなかったツケがよりにもよって子飼いの議員から回ってくるという展開になりつつあるということです。

これは一議員の出処進退だけの話ではないということが言いたいのです。

このままいけば、岸田総理が放置してきたことで再び国民が大損をするということになります。

どうも、この総理の不作為と吉川という議員の疑惑がちゃんと結びついて語られていないことに違和感を持ちます。

なんとなくスルーされて終わりということになれば、給付金詐欺であるとかご送金の給付金を返さなかったことに対して批判をしていたあの熱狂は結局はその時のノリか?ということになります。

私には給付金詐欺よりもこちらの方が不作為によってモラルの低下を放置し税金が垂れ流される分、政治責任はよほど重いと思いますが皆さんはいかがお感じになるでしょうか。

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