プロへの幻想

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

プロがやるんだからミスはないだろう・・・って誰もが思っていますよね。

例えばホテルの予約を取るとき。
例えば商品の勘定をするとき。
例えば問い合わせに対する回答をするとき。

基本的にそれらのサービスを受ける側は対応してくれるプロがミスをするとは考えていないですよね。

しかしながら、それは幻想です。
もちろんプロの仕事なのでミスはあってはなりません。
その一方でサービスを提供している側も人間なのでミスをするということがあります。
もっというと頻繁にそのミスは起きます。
当然ミスを防ぐための仕組みであるとか、ミスをしないように意識をするとかありとあらゆる手段は考えられていて施策が講じられるんです。

しかしミスは起きる。

なので一定の人たちに謝罪が行われて、時間がかかってでも訂正が行われたりします。

私がホテル業にいた頃も起きるミスにどのように対応するか連日腐心していましたし、ミスを防ぐための知恵も絞られていました。しかし、必ず一定の人たちがプロのミスの煽りを喰らうんです。本当に申し訳ないと思い続けていました。

今現在も仕事をしているわけですが、ミスのないように丁寧に仕事を進めることを意識しています。
目の前の仕事以外のことに追われることを極力排除して仕事に向き合うことだけに集中しています。
おおよそミスが起きる時は目の前の仕事だけではなく、他の仕事を抱えていたりだとか、時間に追われているだとか何かしらの要因があります。

自分の意思で仕事だけに集中する環境を作る。

これが今、私が大切にしていることです。

そんな中、おおよそ考えられないようなミスが起きていますよね。
少し前に世の中を騒がせた誤送金騒動ですとか、給付金の詐欺とか・・・行政ってチェックのプロなのではないかって思ってしまいます。

下手に“お上”って意識もあるからミスなんて起きるわけがないって無意識下に刷り込まれています。

しかしこれは大間違いです。

私自身、観光業時代も今も行政とのつながりはあって、仕事で関わりを持ちます。
そこで感じることは、行政も人ですということです。
全然目が行き届いていないじゃないかと言いたくなることは山ほどあります。

以前に広島で豪雨災害がった時に投じられた“復興割”という政策も実は欠陥だらけで業界側の意見としてその欠陥を指摘したこともあります。その時に、行政も完璧ではないのだなぁと思ったものです。

そうです。
そんなものなのです。
だから欠陥があるとものとしていつも心のどこかで準備はされておくべきですし、仕組みもその前提で作られなければならない。

実は“完璧なものがある”という幻想が抜け穴を生んでいるし、憎しみも生まれている原因もそこにあるのではないかと思っています。

行政だってミスをします・・・と思えば少なくともヒステリックな批判はナンセンスとなります。
大切なのはミスが起きた時にどう対応するかなのであって、責め立てることではないというのが私のスタンスです。

その意味で今頻発している給付金がなんとかという不祥事は、今後どう対応してどう処理するとかどのように今後防止するのかなどにこそ注目することが王道ということになります。

つらつらと思うことを書きました。

はっぴいえんどは広島エリア(広島市・廿日市市・大竹市)で以下のサービスを提供しています。

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