空気と信念と結果
こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。 このブログはボクシングの井上尚弥vsドネア戦が終わった直後に書いています。 すごい試合でした。 血がたぎってエネルギーと勇気をもらいました。 さて、今日は政治からも勇気をもらったかもしれないなぁという話題を。
色々と話題を振りまいている地方自治体の首長である明石市の泉房穂氏。
皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
今日の参議院の内閣委員会の場に参考人として泉市長が呼ばれたようです。
こども家庭庁設置についての議論で、明石市がおこなっている少子化対策について意見聴取が行われました。
ぜひこのツイートの動画を見ていただきたいですね。
明石市は9年連続人口増加となっているそうです。
そして出生率は1.7となっています。
人口減少となった我が国において出生率が高く人口も増えている地域があるという話です。
日本各地で人口が減っているにもかかわらず明石では人口が増えている。それはなぜか?
それについて泉市長がお話をしたということですね。
泉市長は『お金がないからせこい事をするのではなくて、お金がない時こそ子どもにお金をつかうんです。そうすると地域経済は回り始めて、お金が回り始める』と言い、子どもに税金を使っているそうです。
その税金の使い方はというとこうです。
日本では高齢者と若年層の人口構造が逆ピラミッドとなって若い人がどんどん減っているんです。 だから将来年金や福祉が安定して提供されるのか不安視されています。 税や保険とは現役世代による支えがないと成立しません。 その現役世代が減り、高齢者ばかりが多くなるとバランスが崩壊します。 つまり少子化は言葉としては当たり前に溢れていますが、この言葉は亡国への道まっしぐらであることを象徴しているのです。 少子化について真剣に考えない政治家は国が滅んでもよいと思っていると言われても文句は言えません。 ただこの国は高齢者のために税は使われますが現役世代や子どものために税は投入されづらい構造になっています。 明石市はその日本の流れに明確に“刃向かっている”ようです。 その空気の読めなさだけで十分に賞賛に値しますが事実結果も出ているというまるで日本の中の独立国家のようです。 “国がやらないので市が仕方なくやっている”という発言は重たくてすごい意志を感じる言葉です。 泉市長がこれほど確固たる考えを持って政策を実行している人物だとは思っていませんでした。 自分の勉強不足を反省して、泉市長がおこなっている政策を勉強したいと思います。 このように空気を読まず自分の信念に基づいてやりくりして結果を出す。 これはビジネスで実現するのも簡単ではありません。 政治で実現するのはもっと難しいでしょう。 こういう人物がいてしかも結果も出しているという、この事実に私は勇気をもらいました。 すごいなぁと思います。
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