今週の思っちゃった39

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

ネットを見ていると陰謀論が百花繚乱で、それを信じる人も相当数いて、思わずそれが真実なのではないかと思ってしまうのも無理はないと言う思いに駆られる瞬間があります。
陰謀論の猛威から自分の思考を守ることは大変なことです。
スマートフォンで当たり前に情報が入ってくるようになってその危険性は格段に高まりました。

陰謀論の具体的な内容は記録にも残したくないのでブログで書くことはありません。

ただ、過去を振り返るとかつて“出鱈目”と陰謀論扱いされていたことがある日突然紛れもない“真実”だったのだと白日の元に晒されたことがあります。

北朝鮮による拉致問題です。

2002年に当時の小泉総理大臣が北朝鮮を訪問して金正日と会談をして、日本人が北朝鮮によって拉致をされていたことが真実であると判明しました。

それまでは日本の報道では“拉致疑惑”と言われていました。
日本人が拉致されていると主張している人たちは当時は少数派で異端扱いされていました。
私がこの拉致という怒りの抑えられない蛮行が行われていたということを知ったのは日朝首脳会談の2年前でした。
「SAPIO」で“拉致疑惑”について特集がされていて横田めぐみさんをはじめとする拉致について書かれてありました。
学生だった私は怒りに震えたのですが、なぜかテレビや新聞では大々的に報道されていない。
当時はネットも一般的ではありませんでしたから、テレビや新聞といったメインストリームとは違う世界で騒がれている・・・なんてこともわからなかったのです。
たまたま「SAPIO」という雑誌を買ったからこそ知ることができた“拉致疑惑”でした。

調べてみると、“拉致疑惑”は疑惑であり嘘か本当かわからないもの扱いをされていて、むしろ“拉致疑惑”を声高に叫んでいる勢力は右翼であるというレッテルが貼られていました。

今でいうところの“陰謀論”ですね。
変人扱いされているような空気でした。

隔世の感がありますよね。
“拉致疑惑”に限らず、この頃は異端扱いされていたものが、今ではその価値が見直されているということはたくさんあります。
この文脈で言えば、安倍元総理が総理になったこともそうでしょう。
あの頃では考えられないことです。
その是非は置いておきますが・・・。

あの頃“拉致疑惑”なんて存在しないと主張していた人たちは今はどこへ行ったのでしょうか。

要は、現時点では否定されていて無視をされているような価値観や“疑惑”も時間が経てば何かのきっかけで事実認定されたり、価値が認められたり劇的に逆転することはあり得ます。

長く生きていると価値の変遷にたまに出逢います。
しかし人はその変化を忘れます。
これがいけません。
変化したことは忘れずに、未来の差別をなくすための糧としなければなりません。

変化をしたという事実をちゃんと総括しないから忘れてしまい、同じ過ちを繰り返すことになります。
忘れてはいけないことですね。
横田滋さんが亡くなってから2年が経過しました。
この記事の最後の結びの一文がたまらないです。

「死去からまもなく2年。拉致問題に進展はみられない。」

重たい言葉です。
忘却こそが最も恐ろしいことです。
決しては忘れず、進展を望みます。

参院選挙は7月です。

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