法治国家は何処へ?

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今日も昨日に続いて・・・というより最近は時事問題を扱う事が多くて連日「今週の思っちゃった」シリーズを書いている気分ですが、今日も一つのニュースについて言いたい事があるので書きたいと思います。
皆様はこのニュースを見てどのような感想を持たれたでしょうか?

私は腹が立ちました。

「もはやこの国は法治国家ではないのだなぁ」

という絶望的な気持ちです。

仮にも長崎幸太郎氏は衆議院議員を三期務めたこともある山梨県知事です。
つまり法律を作る側にいて、今はその法律を運営する側である行政に立場を置く人物です。
その人物が堂々と法律を無視して憚らないという現実。
どちらも弁護士による指摘です。
指摘というよりも批判ですね。

このツイートから今回の山梨県知事による発言がいかに法律に反しているか、もっと言えば憲法に違反しているかがよくわかります。

論点がありすぎる中、私自身もこの状況に感情的になっているので冷静に整理をしなければなりません。

まずは医学的な話から。
今回のオミクロンと呼ばれているコロナウイルスに対し現行で接種がされているコロナワクチンが有効なのかどうかは議論があります。少なくとも海外ではワクチン接種率が8割を超えているイスラエルをはじめ各国がオミクロンの感染率を抑制しているという話は聞きませんし、逆の話なら聞く事があるくらいです。

なのでワクチン未接種者に対し、自粛を求めるなどという人権を制限するような“強権”を発動するような合理的理由は全く見当たりません。少なくともこの点をはっきりと明示する義務が山梨県知事にはあると言えるでしょう。

そして、上記ツイートによる指摘にもある法的な論点があります。

そもそもワクチン接種は義務ではありません。
自分の意思で接種をするしないは判断しないといけません。
凄まじいほどの同調圧力が世間にあることは承知していますが、行政側がその現実を追認するかのような事実を作るのは国民の権利を守る観点からも狂っていると言わざるを得ません。
ワクチン接種が義務ではないことは政府も言っていることです。

そしてさらに言えば、まん延防止措置が出ていようが緊急事態宣言が出ていようが、「一部」の人に対する権利制限などという施策は想定されていません。ましては山梨県はまん延防止措置すら出ていない状態・・・これでこのようなことを言ってしまうのは、まさに「何様」の所業なのかと言われても何もおかしくありません。

この2年以上、法に基づかない横暴のようなことが「コロナ禍」を錦の御旗に繰り返されていますが、今回の件は件はその極地とも言える暴挙と言えるでしょう。

日本は法治国家です。
“コロナから市民を守る”と言えばなんでもやっていいわけではありません。
それは子供でもわかることです。
しかしながら、それがあたかも“いいこと”のように喝采されてきた事実があります。
コロナ禍はさまざまなものを壊しているわけですが、私が最も危惧しているのは法治国家を壊しているかもしれないという点です。

国を守るためなら国民の命を体当たりさせるのはやむなし。

と若い兵士を死地に追いやった歴史があります。
個々の思いとは別に、その作戦自体が“外道”であったことは当時の指揮官も認めますし、それは論をまたないでしょう。
繰り返してはいけない判断の狂いです。

私には“お国のため”と“コロナから市民を守るため”が瓜二つに見えます。

超えてはいけない一線があるということにいい加減気づいてほしいと思います。

後世から後ろ指をさされない歴史を残したいと思う大人の一つの意見でした。

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