凡庸な悪

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。


「久しぶりに会おう」と食事の約束をしたのが年末。
考えてみればその約束の日に食事をするとなるとお店は20時まで。
そうです。広島では「まん延防止措置」発令の真っ最中でした。
結局、「延期」となりました。


ラジオを聴いているとついこの前までスタジオでトークをして何かの商品を宣伝していた人たちがいつの間にか“電話出演”になっている。あ、“リモート出演”って言うんでしたっけ。
ラジオカーという中継車からの生中継のコーナーもいつの間にか“消滅”していました。
いつもどんな企業さんがラジオカーのPRを活用しているのか勉強していたのに・・・・。
そういえばついこの前まで“リモート出演”だとか、ロケが無いだとかが“当たり前”だったですね。


もう何度目かすっかり忘れたこの“厳戒態勢”。
前例があるから“なんとなく”“いつの間にか”、時短だのリモートだの、そんな体制が自然と出来上がる。

始まった当初はなんとなく違和感があって、やる側も違和感を口にして、特別な体制をアピールしていたけど、今となってはあまりに自然にそんなことになっている。


「凡庸な悪」

そんな言葉を思い出しました。
ユダヤ人の政治哲学者ハンナ=アーレントがナチスによるユダヤ人迫害の“悪”の実態を喝破した有名な言葉です。
あの虐殺は悪魔的に行われたのではなく、たとえば“仕事”であるとか“なんとなく”とか機械的に行われていたという本質を言い当てた言葉です。

「凡庸な悪」

そんな空気を思い出しました。

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