今週の思っちゃった24

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今週の思っちゃったはこちらのニュースを取り上げます。
明日(1/17)で1995年の阪神大震災から27年となります。
もう27年経つんですね。
阪神大震災が起きた時、私は中学生でした。
当時広島では震度3。今までで最も激しい揺れに飛び起きたことを今でもはっきり覚えています。
夜が明けると壊滅した神戸の街にショックを受けて心が落ち込み、ざわざわしました。

阪神大震災はのちに「ボランティア元年」と呼ばれ、今では災害があれば多くのボランティアが現地に向かうことが定着していますがそのきっかけとなったと言われています。

確かにあの時、私も生まれ故郷である関西の地が大変なことになって、「なんとか力になれないものか」とやるせ無い気持ちになりました。柄にもなく学校に対して募金のひとつもできないのかと先生に訴えましたね。実際に募金は実現しました。

あれから27年。

もはや阪神大震災を知らない世代が社会人となっています。
こんなツイートもありました。
私の中では忘れられない阪神大震災。
阪神大震災は自分の中で“社会のためになんとかしたい”という思いを芽生えさせてくれた社会性の目覚めのきっかけとなっています。
その一方で多くの20代にとっては阪神大震災はもはや“歴史”の出来事になっています。

そこに大きな溝を感じます。
ジェネレーションギャップの最たるもののような気がします。

あの悲劇をどう伝えてゆくべきかという課題が生まれているんですね。
昨日のことのようにあの出来事を思い出せる自分からすれば不思議な感覚です。

そういえば随分前に『その街のこども』という映画を見たことを思い出しました。
阪神大震災に被災した当時の子どもたちが大人になって震災をどう受け止めているのかという映画でした。
とても素晴らしい映画で、あの震災をどう未来へ伝えていくのか、大人になった当時の子どもたちが復興してゆく街をどう感じているのかなど・・・静かにではあるがざわざわする心の葛藤を見事に描いていて印象に残っています。

森山未來さんと佐藤江梨子さんが主演でした。
この『その街のこども』がいつ公開されたのか・・・つまり自分がいつその作品を見たのかを調べると・・・2010年でした。

すでに12年が経っている。。。。
その時の経過に戦慄を感じています。

だからこの作品をご存知の方はいないかもしれません。
しかし、調べてみると・・・。
そうです。
もう12年も前の作品ですが、神戸では上映されていました。
しかも毎年この季節には映画館で上映され続けている。

全く過去の作品にはなっていなかったようです。
毎年のように神戸では2010年に公開された『その街のこども』が上映されています。

そのようにして阪神大震災のことを語り継ぐ試みは続けられていました。

ちゃんと続いていたんだな。
心に何か大切なものが落ちた気分になりました。

久しぶりに『その街のこども』を見たくなりました。
明日は27年前の神戸に思いを馳せます。

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