親子間の終活に対する関心の違いとは

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

昨日、ある終活についての調査結果が公表されていました。

その内容とは以下のようなものです。
NTTファイナンス株式会社が、35歳から59歳の男女を対象とした「親の終活に関する意識調査2021」を12月に行いました。その調査以前に50代から80代の男女を対象に終活の実態を調査していて、その結果と今回の子世代に対する調査を併せて分析されたレポートが公表されました。

詳しくは「NTTファイナンス株式会社終活に関する実態調査2021」の記載と本調査レポート(https://lifenote.ntt-finance.co.jp/report20211208)に掲載されています。

親世代が終活に関して持っている関心と子世代が親に対して持っている終活への思い。
その差などが浮かび上がるような調査になっていて、今後の終活の在り方に一石を投じる内容になっているなぁと思いました。

この調査において、個人的に興味深かったことは親と子の終活における関心の持ち方の違いです。

親の終活について(子世代からの視点)

子どもが自分の親の終活について関心を持っているのかという疑問に対しての答えが上のグラフです。
7割を超える子世代が自分の親の終活に何かしらの興味はあるという結果が出ています。
子どもは子どもで親の心配をして、先を見据えた関心を持っていることが伺えます。

一方、では親がどのような終活をしているのか、そもそも親が終活をしているのかを知っているのかという点については下のグラフのような結果です。
子世代の関心とは裏腹に7割強が親の終活の状況を知らないようです。
親子間で親の終活について共有がされていない状況が浮き彫りになっています。

終活と子どもについて(親世代からの視点)

一方、親世代が自身の終活について子どもと共有しているのかの実態について調査したのが上のグラフです。
まず、上段のグラフは「子どもと終活について話し合いたいと思っているか」という内容です。
8割近くの親世代が「話し合いたい」と思っていることが明らかになりました。

その思いとは逆に下段のグラフでは8割弱が実際には「子どもと終活について話し合っていない」という実態が明らかになっています。

終活というと、死について考えるということでもありますから、どうしても普段の会話のように話ができるものではありません。
ですが、とても大切なことです。

大切なことだけど、気軽には話しにくいという、終活が持つ性格を強く反映する調査結果になっています。


この親世代と子世代の“乖離”が終活の具体的内容にも影響があるようです。
以下のグラフをご覧ください。
こちらは、子世代が親に対して“どんな終活をしてほしいか”を調べた結果と、親世代が“どんな終活をしているのか”を調べた結果を照らし合わせた内容を示しています。これによって、親子間の終活の内容のギャップが明らかになります。

例えば、子世代は親に対して、“介護時の希望”や“親族や知人、関係者のリストの整理”などを終活として行ってほしいと思っているようです。しかし、親世代は終活としてこれらのことを行っている割合は低いです。親世代はどちらかというと、健康や運動方面での活動を行っている傾向が強いようです。

この“ギャップ”は先ほど述べた、親子の終活についての話し合いがあまり行われていないことに起因しているのではないかと思います。

お互いに終活について関心を持っているが、実際に話し合いをしている傾向は低いことが、終活の具体的な内容にもギャップを生んでいるのではないかという仮説が成り立ちます。


このような親子間の想いの違いが浮かび上がる調査結果が公表されて私自身もとても勉強になりました。
特に、子世代が親の終活に望んでいることとして“知人や親戚の整理”といった、エンディングノートを書くことに直結する内容になっていることがとても興味深いです。

終活とはご自身の心身の健康につながると同時に子世代にとってもためになるものです。
この調査で浮き彫りになった親子間のギャップを埋めるために、エンディングノートを書くことがキーポイントになるのではないか・・・私は強く思いました。

はっぴいえんどでは終活アドバイスと、してエンディングノートの上手な活用法をお教えいたします。
ご自身のご決断に寄り添いながら、お子さまにも丁寧に伝承できるエンディングノートの書き方を丁寧にナビゲートできるのがはっぴいえんどの終活アドバイスです。

お子さまと大切なことを共有して、お互いが安心できる終活をするためにもぜひ、はっぴいえんどの終活アドバイスをご活用ください。


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