こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
今日は執着心について思ったことを書いてみたいと思います。
CHAGE and ASKAの名曲『YAH YAH YAH』の1番最初の歌詞。
“必ず手に入れたいものは 誰にも知られたくない”
の“必ず手に入れたいもの”についてです。
必ず手に入れたいものって本当に手に入っているのだろうか…?
“必ず”という言葉に執着心を感じますね。
“手に入れたい”というのだから手に入れるために努力をするのだと思います。そこにも執着心を感じます。
自分自身を振り返ると、それほどの思いを持って手に入れたものって、たくさんあったような…結局手に入ってないような…。
年齢を重ねると、そんな“手に入れたい”と思うような執着心って少なくなってゆくなあと思います。
大学時代。
まだインターネットにつなぐのにダイアルアップなんて言葉があったころ。
本で見たASKAさんの真似をしたいと思ったことがファッションの目覚めでした。
ASKAさんが付けてたシルバーのネックレスが欲しくて欲しくて何度も渋谷や原宿に通った時代がありました。
ファッションモデルではないので、どこのブランドのネックレスなのかなどの情報はゼロ。何をどう調べたらいいのかもわからない。インターネットで検索するという概念もまだないころの“執着心”でした。
片っ端から原宿や渋谷の服屋さんを訪ねあるいて、目を皿にしてネックレスを探すなんてことを繰り返しました。
そもそも渋谷や原宿のお店にそのネックレスがあるなんて情報も根拠もないのです。
今考えると、“よくあんなことできたなあ”と呆れ半分で感心します。
何度も通い、何度も探して。
結局、渋谷センター街にあるイラン人がやってるような怪しいシルバーのお店でそのネックレス…正確には似たようなものを見つけました。
あのとき、店内で「あー!!!!」と思わず叫んで店員さんに「これください!これください!」と興奮しまくったことを昨日のことのように覚えています。
これぞ、“執着心”の大爆発だったのだと思います。
あるかどうかもわからないものをひたすら探し続けて、よくわからないお店で見つけたわけです。
探せないものはないと、よくわからない自信を持ちました。
ただ、あの狂想曲は何もわからないからこそ発揮できた執着心なのかもしれません。
今ならきっとGoogleの検索で簡単に見つけられて、ともすればお店に行かずとも購入できるんですよね。素晴らしい時代です。
ということは“執着心”というものは、自分の心の中だけの問題ではないのかもしれません。
よくわからない状況。
調べようがない環境。
時間がかかる前提。
こういうことがセットで初めて執着心って育ちます?って気持ちです。
“必ず手に入れたいもの”とは、執着心の表れ。
だから“必ず手に入れたいもの”の周辺は霧に覆われて、よくわからないという状況が必要。
それでわかりました。
今、自分が“必ず手に入れたいもの”は、このはっぴいえんどの成長です。
遺品整理業としての成長と成功ですね。
未来はわからないもの。
成功は保障されていない。
成功の方法なんて調べてもわからない。
“執着心”を爆発させながら仕事をがんばります。
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