夢だったのか開票番組

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

昨日(10/31)は衆議院総選挙の投開票がありましたね。

国政の大型選挙の時はテレビ・ラジオ・ネットとどこもかしこも開票速報番組花盛りになります。

子供の頃はテレビが面白くなくて退屈な日の代表選手みたいな感じだったなぁと思うのですが、大人になるとこの開票速報番組が面白くて仕方がない。毎回、どのチャンネルで開票を見るのか・・・みたいに恒例行事のようになっています。

この手の開票速報番組を見るにあたって大切なのは出てくる論者(わかりやすく言えばコメンテーター)ということになるでしょうか。その意味でテレビは質の良い論者は本当に少数で見て勉強になるとは言えません。これは断言できます。

今回はTBS系列で爆笑問題の太田光さんが素人目線で中継に出てくる政治家にどんどん切り込む姿が出色だと思ったので、テレビはそちらを見ました。

と同時に、ネットのニコニコ生放送で三浦瑠麗さん、東浩紀さん他による開票番組を見て、さらにラジオで荻上チキさんがメインパーソナリティーの番組を同時に見たり聞いたりしていました。

爆笑問題・太田さんには政治家の表情など人間的なことを期待しながら見ていました
本質的議論は三浦瑠麗さんや東浩紀さんたちに期待します。
政策的な細かい視点は荻上チキさんの分析力に期待しながら。
というような見方です。


しかし、今回の開票速報番組で驚いたのは、議論の前提となる出口調査と最終結果の“違い”でした。
昨夜投票が終わり、各局が出口調査をもとに獲得議席予想を大々的に発表して番組が始まるわけです。その議席予想を前提にどのコメンテーターも話を進めるわけですね。

昨夜は与党自民党が単独過半数を割るか割らないか微妙という調査結果で全てがスタートしました。
要は“自民党が大幅に議席を減らすだろう”という前提です。
各局、中継に出てきた岸田総裁ら自民党関係者に「厳しい選挙結果ですね。どう思われますか?」というインタビューを連発していたはずです。

“自民党大幅減、立憲民主党議席増”という前提で面白い議論が展開されました。それは私が眠る、日付が変わった24時過ぎまで続いていました。与党にとっては厳しい審判が下ったのだなぁと思いながら眠りました。

それが、今朝(11/1)起きてニュースを見ると、「自民党単独で絶対安定多数」と書いてあるではありませんか。

「違う世界に起きてしまったか!」と思ったものです。
あれ?単独過半数が厳しいって話はどこへ行った?

この感覚はなかなか経験したことがありません。
昨夜見ていた話とは異なった話になっているのです。
まるで昨夜の開票速報番組がなかったかのように「大勝の自民党、大敗の立憲民主党」という展開で立憲の人事に注目が集まっている・・・。キツネにつままれた気分とはこのことです。

ニュースキャスターの辛坊治郎さんがラジオ番組でやっとそのことに触れていました。
「これほど開票番組が議席予想を外したことはない」とコメントしていました。

昨夜の議論は一体何だったのか?と“ぽつん”とした気分です。

辛坊さんによると、このようなことになったのは以下のことが考えられるとのことです。

・出口調査の調査員のスキルが低かった可能性がある。
・とある政党は元々投票した人が自分でその政党へ投票したと言わない傾向があるので、そこを踏まえて予想をするのが通常なのだが、今回はその前提が違っていた。

なるほどなぁと思いました。
しかし、「昨夜は一体何だったのか?」という気持ちが晴れるものではありません。

今後は「こういうことがあり得る」という前提で開票番組を見なければならないという教訓が得られました。
人がやることですからね・・・・という大らかな気持ちと、今後、「これが正しいとは限らない」という前提がはびこったら今度は誰かが陰謀論じみた発言をどんどんしそうだなあという憂鬱な気持ちと・・・複雑な気持ちになった総選挙の結末です。


プロフェッショナルの仕事はやはり“もやもや”させてはいけないと改めて思いました。
残念ながら今後は開票番組は今回の出来事が頭をよぎります。
これを“信頼が揺らぐ”ということなのだなと思います。
私たちの仕事にもこの教訓は活かさないといけませんね。
遺品整理業、終活アドバイス、どの仕事も信頼があって成立するものです。
思うところがたくさんあった今回の出来事でした。

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