文章を書くことが楽しくなったきっかけ

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

“終活”を始めるにあたって誰にでも分かりやすいきっかけは「エンディングノート」を書くこととされています。
私たちはっぴいえんどでも、終活のご相談を承る際には一番最初に「エンディングノート」を書いてみることをお勧めすることから始まります。

エンディングノートと聞いて、“文章を書くことは苦手”とおっしゃる方はいらっしゃいます。
多忙な日々の中でなかなか文章を書く時間って多くはないので、抵抗感を持たれるのは自然なことです。

しかし、エンディングノートは何も書かれていない“白紙”に何かを書いてゆくという作業ではありません。
エンディングノートはご本人様の現状や過去や思い、ご家族のことなどなど・・・多くのことを整理するために書くものです。幅広いことを書くことになります。それだけ人生は“広くて深い”ということなのですね。それを1冊のノートに無尽蔵に書くことはどのような人にも大変な作業になります。

ということでエンディングノートはご本人様が整理をしやすいように、整理しやすいように様々な項目ごとに質問や書くべき内容が既に設定されていますつまり、エンディングノートに書かれていることに従って書いてみると自然と整理ができている・・・という、ご本人様にとってストレスフリーになるように工夫がされています。

なので、肩の力を抜いて、エンディングノートを書くきっかけにぜひ出会っていただければと思っています。
ところで私自身は文章を書くこと自体は苦手ではありません。
文章を書くことが得意であるとは思っていませんし、大好きというわけでもありませんが、“苦痛”ではなくなったという感じでしょうか。

思い返すと、“文章を書くことが苦手ではなくなった”きっかけというのがはっきりとあります。

それは高校時代のことです。
大学受験のために「小論文」の練習をしようと進路指導の先生に言われたことがあります。
それまでの自分は文章を書くことが本当に嫌いで・・・と言いますか、何をどう書いて良いのか全くわからなかったのですね。なので、「学力試験だけで進学するので小論文はいりません」と、今考えると実に生意気な返事をしていました。

それに対して「まぁ騙されたと思って練習だけしてみなさい」と言われ、追い込まれてしまったのです。

本当に「嫌だなぁ」と思いながら小論文の練習をすることになったのです。

時を同じくして、当時私は小林よしのりという漫画家の『ゴーマニズム宣言』という作品に出会って、それに完全にハマっていたのです。当時、世間を震撼させた酒鬼薔薇聖斗事件や従軍慰安婦について歯に衣着せぬ言論を漫画で表現して大ベストセラーになっていたのが小林よしのりさんの『ゴーマニズム宣言』でした。

あの作品で展開される意見は痛快で毒舌なわけです。
世間の中には眉を顰めて嫌悪感を隠さない人もいたはずです(もちろん今でも『ゴーマニズム宣言』は続いていて同じ現象が起きているわけですが・・・)。私はあのズバズバ世相を切ってゆく作風というか、言葉遣いに“何かを目覚まされた”感覚を持っていました。

ある日、小論文を書くにあたり、小林よしのりの言葉遣いを真似してみたのです。

今までは・・・・「私は◯◯について××だと思います。」という文章ばかり書いていました。

それをこのように変えてみました。
「私は◯◯について××だと考えている。××なのだ。」

要は、“◯◯だと思います”ではなく、“◯◯だ”と断言調に文章を変えてみたのです。

“◯◯だと思います”という表現には自信のなさが表現されている気がして気持ちが悪かったのです。それを断言調にしたことでスカッとしたのでした。

そしてその私の勝手な“変化”が先生から褒められてしまったことが大きな転機となりました。

なんだ、文章書いて褒められることがあるんだ。
文章書いてスカッとすることってあるんだ。

この2つの発見がこの先の私の文章人生を決定づけたと言って過言ではありません。

高校時代のこんな些細な出来事が今日のブログを支えてくれている・・・といえばカッコつけ過ぎかもしれませんが、そんなふうにして未来は決まっているのかなと思い浮かべます。

どんなきっかけで文章を書き始めるかわからないものです。
これは私の些細なきっかけですが、皆さんもさまざま“きっかけ”はあると思います。

何かのきっかけで“エンディングノート”を書き始めて、また何かが始まると・・・そんなサイクルに憧れます

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