今週の思っちゃった④

こんにちは。広島で遺品整理業を立ち上げたはっぴいえんどの西本です。

今週の思っちゃったは下の記事をもとに思うことを書いてみましょう。
コロナ禍でとても重要なニュースが世界を駆け巡りました。
皆さんは覚えていますでしょうか?若い人は知らないかもしれませんね。

アメリカは20年にわたってアフガニスタンで戦争をしていたんです。

きっかけは2000年の“9・11”の同時多発テロです。アメリカのワールドトレードセンターにハイジャックされた2機の航空機が突撃した悲劇です。この同時多発テロは世界中を震撼させてました。

私はこのテロが起こった映像を初めて見た日の事を今でも鮮明に覚えています。当時は大学3年生でした。映画をはるかに上回る衝撃的な映像に何をどう表現して良いのか全くわからなかったです。混乱する・困惑するとはあの事でしたね。

あの同時多発テロを受けて復讐心に燃えたアメリカが最初に攻め込んだのがアフガニスタンでした。その後にイラクにまで戦線を拡大しました。2000年台初頭のアメリカの行動が今の世界地図に大きな影響を与えていることは間違いありません。

今回思い出したいのは、同時多発テロの衝撃とそこから怒涛の如く戦争に突入していった頃の日本についてです。

世界史的な大事件が起きて、その中を自分が生きているという感覚。
その時に考えていたこと、正義であると思ったこと。これが今、果たして通用するのか。

この検証をすることってとても大切です。
当時、“誰が何を言ったのか”。
そしてそれが正しいことだったのか。

その作業はまさに今、私たちが直面しているこの異常事態にも言えることですし、必ず問われるべきものです。

なので、まだ感覚の新しい20年前の出来事について今、検証することはとても重要なのです。

当時はこんなことが真剣に主張されていました。

民主主義をアラブに広める
イラクには大量殺戮兵器が隠されている
アメリカについて行けばこれからの日本は安泰
民主主義という同じ価値観のために戦う
拉致問題は“パクスアメリカーナ”が解決する

覚えていますか?
この頃から“日米同盟”という言葉が頻繁に使われるようになりました。そして今では当たり前の言葉になっています。それまでは“日米安保”って言っていました。アメリカのアフガニスタン・イラクへの侵攻を正当化するために用いられた説明が上に並べたものです。

どうでしょうか。当たっていたことは一つでもあるでしょうか?

今回のタリバンによるアフガニスタン制圧というニュースはアメリカが20年以上にわたって展開した戦争に負けた事を意味します。そしてイラクには大量殺戮兵器は存在しませんでした。イラクを戦争によって叩き通した結果生まれたのがあの悪名高き“イスラム国”です。

民主主義は拡大されましたか?
拉致問題は解決されましたか?

当時は、これらの理屈が自衛隊がイラクに派遣される事を正当化するために使われました。

もちろん未来は予測できるものではありません。
しかし、わずか20年前に堂々と展開されて社会や価値観を決めた理屈が今では“間違っていた”ということを振り返られなければ未来への教訓は存在しないものと同じですね。

私はこのニュースを見てこう思いました。

今、“正しい”とされている理屈は本当に“正しい”のか。

あの時も同時多発テロの恐怖の熱狂で走ってあのような結果になりました。今はどうでしょうか?
なんてことを思った今週です。

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