遺影とはいつ始まったのか

こんにちは。広島で遺品整理業を立ち上げたはっぴいえんどの西本です。

終活って具体的にどんなことをするのか。
自分の人生の終わりに向けての活動・行動は全て“終活”とは言えるわけです。
そんな中で“遺影”について考えるということも終活と言えるはずです。

遺影とは写真ですから、写真の誕生以後に定着した習慣であるということが言えます。なので100年程度ということになりますね。比較的最近の習慣です。

遺影につながるものとして、江戸時代後期には「供養絵額」という習慣があったそうです。死者の供養のために肖像画を絵馬のようなものに描いて菩提寺に奉納する風習を供養絵額といいました。そこで描かれていた絵は死者が来世で幸せに生きている姿でした。今の遺影とは違って、“死後”の姿を表現していたようです。

遺影写真というものが出現してきたのが戦時中です。戦地へ赴き、戦死して故郷に帰る・・・その時に遺骨と写真が添えられていたという話は聞いたことがあります。その写真を天皇の「御真影」と並べて居間に飾るという風習が広がっていきました。

つまり遺影とは本当に最近定着した風習なのですね。このような経緯で遺影は生まれていますから当然、日本以外の諸外国では見ることができません。遺影に話しかける光景は日本人には当たり前ですが、外国の人から見たら変わった光景なのだそうです。

死者と具体的につながるものとしてお墓がありますが、一方で先の大戦からは遺影というものでより死者と繋がりを深めているのが日本なのです。

こうして遺影の歴史を辿ると戦争という悲劇の中での家族の愛情の深さが伺えて胸が熱くなります。そしてその悲劇と家族への想いは今でも習慣として残っていて、亡くなった家族を偲ぶものとなって定着しているわけです。

死者への向き合い方も想いの深さを加えながら変化を続けているわけですこれからも真摯に死者と向き合うことで新しい表現が生まれるに違いありません。
それはもしかして、これからきっと定着してゆくことになる生前整理や終活の中から生まれることになるのかもしれません。はっぴいえんどは真摯にそれらの仕事を通じて亡くなった方への想いを重ねてゆきたいと思います。

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