映画館の思い出

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今週のRCCラジオ「ごぜん様さま」のメールテーマは「映画三昧」でした。
番組中では毎日パーソナリティーからクイズが出題されトークが繰り広げられるのですが、今週は各パーソナリティーが映画に関しての思い出を色々話してくれていました。

私も映画を観るのが好きで、ひと頃は年間50本近くの作品を映画館で観てほどでした。

“趣味は日本映画”

であることを誇っていた時期があります。
レンタルではなく映画館で観ることにこだわって、名門映画雑誌である『キネマ旬報』で評価されるような作品を誰よりも先んじて観ることに執念を燃やしていました。

これらは今から10年近く前の話です。

仕事が忙しくなり始め・・・責任ある立場になり始めてからは映画館に足繁く通うということは激減しました。
年間50本観ていた自分が1ヶ月に1本も観ることができない時代が今日まで続いている感じです。

ある映画に関するサイトには自分が観てきた映画作品のレビューを書き溜めていて採点までしたりしているのですが、そのサイトに記録されている作品も一昔前のそればかりです。そのサイトに書いてある“生涯ベスト5”の作品たちもこんな感じで・・・。
ちょっと前の作品ばかりですね。
しかし、今でもこの“ベスト5”は変わっていません。

映画に関する思い出はたくさんあります。
『四月物語』は高校時代に観た作品です。
この作品は公開当初は広島で上映されておらず、観たくて観たくて悔しい思いをした思い出があります。
広島に住んでいることを心から呪い、文化はやはり東京で観なければいけないのかと心に傷を負いましたね。
しかし半年後あたりに遅れて広島が上映が決まり、当時広島市の鷹野橋にあったサロンシネマに行った記憶。

これが自分にとっての映画館の強烈な思い出です。
いわゆる単館の映画館です。
一人で行くにはハードルが高い単館の映画館。
それを『四月物語』観たさでそのハードルを超えるという・・・大人に一歩近づいた瞬間です。
随分と勇気が必要だった記憶があります。
ただ作品だけではなく、当時の青い考えや行動など、さまざまな思い出が引っ付いてくるのが映画の思い出だったりします。

最近は足繁く映画館に通うという時間が取りづらくなっていますが、Netflixという新しいツールも誕生してもいるのでまた新しい映画の思い出を作っていけたらいいなと思っています。

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