マジョリティ

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今日(9/27)は安倍晋三元総理の国葬の日でした。
どんな受け止めがあったのでしょうか。
あれだけ反対が噴出しながらの国葬、多くの国民があの葬儀を映像やニュースで見てどんな感想を持ったのか。

自分は国葬の是非やその評価について何かを言う必要を感じません。
やるとなればやる以外に選択肢はないだろうという話なので、街に出てまで反対行動をしようなんて気にはなりません。一方で、涙を流して「ありがとう」と言う気持ちにもサラサラなりません。

ネットを見ると、献花の大行列がネットにアップされていて「サイレントマジョリティー」(=静かな大多数という意味)だとか、「これが本当の世論だ」、「この行列を見ていると世論調査なんてでっちあげに見える」などとこの国葬・・・というより安倍晋三を肯定したい心性を持つ人たちの勝ち誇ったような言葉が溢れていました。同時に「涙が出る」とか「泣けてくる」という言葉も氾濫していましたね。

そもそも私には政治家の死に泣けるという感覚がわかりません。
政治家という職業は裏も表もあって評価を一定にできるものではありません。いい評価をできることと悪い評価をすること、これらが同時にあるのが政治家というものです。100%支持とか全員に全人格を好かれるなんてことは論理的にあり得ないのです。

なので、安倍晋三全てに全感情を移入することは困難です。

そんな中で“泣く”なんてことが果たしてできるのだろうかと思ってしまいます。
心が安倍晋三に持って行かれていたらそれは可能なのでしょう。
それを信仰っていうのかなぁ・・・なんて思います。

話は変わり、「サイレントマジョリティー」なんて大喜びしていた安倍マンセーの人たちですが、圧倒的多数の日本人は葬儀になどは参加せず普通に働いていたのですよと言いたい。反対運動をするほどでもないが、わざわざ仕事を休んでまで国葬に行こうとも思わない人たちの方が圧倒的に多いのです。一部の行列を見て、大多数の人が国葬に来たなどと思える感性は残念ながら“おめでたい”としか思えません。

社会をちゃんと見ろと言いたいですね。

今後はこの国葬を経て内閣支持率がどうなるかが興味のあるところです。
国葬を実行しただけで支持率が好転するなんてことになれば、結局は世論は問題の行方など関心がないということになります。

問題の本質とか解決こそが最も重要なことなのですが・・・当たり前って思うでしょうが、歴史を振り返るとこんなこと関係なく時期が過ぎれば自ずと支持率が上がるなんてこともあったのです。

そうです。安倍内閣がそうだったのです。
山ほど問題はありました。もういちいち挙げるのも嫌になるほど問題があったにも関わらず、結局時間が経てば国民はそれを忘れて支持率が上がるという珍現象が長きに渡って起きていたのです。

きっと、その歴史を知っている現内閣も同じことを思っているかもしれませんよー。

問題は国葬ではないはずですから、これからの世論の推移を見守りたいですね。
まぁ、このコロナ禍を作り上げた世論ですから。


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