懐かしき情けなき

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

安倍元総理の死から5日。
まだその衝撃から抜け出せない中、こんなことがあったようです。
安倍元総理が外交政策において力を入れていた台湾政策。
台湾とは友好関係を築き、それによって中国を牽制してきたという実績があります。
これは日本の安全保障においてもとても重要で、安倍氏のこの姿勢は私も支持をしていました。

台湾もそんな安倍氏に敬意を払ってくれていて何かにつけ蔡総統も親日姿勢を世界中にアピールしています。
だからこその副総統の参列だったのでしょう。

それを日本国政府の外務省は台湾の副総統を名前や肩書きに触れずに「人物」と表現したという。
私的な訪問で日本政府は知らぬ存ぜぬの姿勢という・・・。

1990年代に逆戻りしたかのような話に懐かしく感じました。

かつて、台湾を民主化に導いた李登輝元総統が学生時代を過ごした日本を訪ねたいと日本政府に申し出たことがありました。しかし当時の政府は中国の反発を恐れて李登輝元総統の来日を拒んだことがあるのです。

そんな中国へのへっペリ腰外交に少しずつ変化をもたらしたのが森喜朗元総理や小泉元総理の時代でした。
李登輝元総統も日本での行動を制限されながらも来日が許されるようになり、段々と自由に行き来ができるようになっていきました。もちろん安倍時代にはそういう時代になっていました。

要は中国政府の反発を無視できるようになったということなんですね。

もちろん日本が台湾と関わりを持つこと自体を中国政府は嫌います。
オリンピックの時も「台湾」という呼称を使うこと自体に文句を言ったりする国です。
それをこの20年の日本政府は無視してきました。

それが安倍氏がなくなった途端にこれです。

これは単に台湾に無礼な話です。
国扱いしないということなのですから。
ちなみに中国は台湾の副総統を日本に入れていること自体に抗議をしています。

政府としては来日は許したが国扱いをしなかったことで“足して2で割った”という折衷案なのでしょう。

しかしあれだけ台湾に肩入れして中国を牽制していた安倍氏の葬儀でこれをやりますかね。

安倍氏以前どころか小泉氏や森氏時代をも遡る“弱腰外交”のカムバックです。

これが岸田外交の姿ということでよろしいでしょうか。
早くも本性現るということでしょうか。

本当に台湾の皆様には申し訳ない気持ちです。

こういう感覚、久しぶりです。
こんなことで安倍氏の外交を懐かしいと思わせないでいただきたいです。
こんなことで安倍氏の外交はすごかったのだと思わせないでください。

これからの岸田外交、注目です。
はぁ。。。

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