今思えば

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今回は徒然なるままに思うことを書きます。

この数日、コロナ禍から変化が起ころうとする日々を記録に残している感じがしているのですが、コロナ禍の真っ最中から思い続けていて今もなお心に強く決めていることがあります。

それは・・・歴史の評価に耐えうる態度をとるということです。

この思いがあったがゆえにコロナ禍で自分が選んだいろんな“選択肢”はマスコミで報じられているような選び方を全くしていません。

具体的な言及はあえて避けて書きます。

この2年超、この国は先の大戦の真っ最中と全く同じことを繰り返したと私は思っています。
何かを錦の御旗に立て、個々に存在する尊厳や自由を蹂躙する。
大戦の時は戦争の大義を立て、今はコロナから命を守るですね。
私にはあの時の安倍晋三の“学校休校措置”から同じ匂いを嗅ぎ取っていました。

そもそも一つの錦の御旗を掲げて“右向け右”で全国民がそっちを向くなんてことはありえません。
それはどんなことが理由であってもです。
人はそれぞれ違うんです。誰もが普段はそれを尊重して、尊重しない人を糾弾しているんですよね。
それが何かが起きれば“本音”が出てきて、今まで言ってきたことなんか簡単に反故にするんです。

まさに月曜日に下された東京都による「違法命令」が象徴的な例です。
今になって東京新聞の記者が「今思えば、実に酷く、無理のある命令だった」とツイートしていました。
普段は弱者の味方として反政府的な記事を書いているこの記者さん。
このような弱者の見方を標榜する人物でも、この東京都によるデタラメな命令を当時はおかしいとは思っていなかったのです。“今思えば”ですから。

結局、このような人でも当時は“空気の渦中”にいたわけです。
コロナが怖いということで思考停止していたのでしょう。
自粛をしないお店はここの事情なんか関係なく叩き潰せなんて空気が跋扈していましたよね。
私にはまるでゾンビみたいな国に見えましたが、多くの人はそれを“是”としていたはずです。

それが“今思えば”なんて言って手のひらを返すのです。

最初の話に戻ります。

私はこれが嫌なのです。
手のひらを返すなら必ず総括をして自己批判をしてからにしないといけません。

いけないことをすれば謝罪をする、反省をする、罪を償う・・・相応のものが必要です。
これは常識です。

それ無くして、“今思えば”で片付けられては溜まったものはありません。
本当の弱者はそんな空気で叩き潰されたのですから。
いや、これからどんどん“被害者”が出てくるでしょう。

論調の変化を見ているとそんな人間の醜さをたくさん発見します。
傍観している分にはあまりに面白いです。
めちゃくちゃダサい大人たちがシレッと態度を変えて恥ずかしげもなくテレビに出ていたりするんですから。

こんな大人にはなりたくないなぁと思って生きていました。
まさにコロナ禍はそれが試される時間でした。
今のところ空気に流されないように生きることができていてホッとしています。

先の大戦に例えれば、戦争中は“戦争に突き進め”と戦争を煽り、反対する者を糾弾していた人が、戦争が終わったら“実は戦争反対だったんだよね〜”ってシレッと態度を変えているひどい大人のことです。実際、たくさんそんな輩がいたそうです。

にわかにそんな大人がいるのかと信じがたかったのですが、今を見ているとそんな大人ばかりなのでおそらく先の大戦の後もそういう大人ばかりだったのでしょう。

そりゃ成長しないかもしれませんね。

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