こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。
すごいコンテンツに出会いました。
すごい作品に出会うと本当に幸せを感じますね。
1年に何回かあるかどうかの“期待を超える”作品、今日はこのことについて書きます。
『あの夜を覚えてる』
この作品はニッポン放送開局55周年記念で制作された“生配信舞台演劇ドラマ”です。
“生配信演劇ドラマ”・・・聴き慣れない言葉です。
そうです。前代未聞の挑戦がこの作品では行われました。
ニッポン放送というラジオ局を舞台に生配信でドラマを流したという壮大な挑戦です。
ラジオ局とラジオにまつわるドラマを、実際の放送局で周りに働いている人がいる中で、撮った映像を編集したドラマではなくて、生中継でそのまま流すという作品です。
ドラマを生でやるというだけでめちゃくちゃな挑戦ですが、それを実際のラジオ局でやるという話でした。
実際に生配信されたのは3月20日と3月27日の2回。
明日(4/3)までは3月27日に生配信された回がアーカイブで見ることができるという状況です。
総合演出はテレビプロデューサーの佐久間宣行さん。
主演は千葉雄大さんと高橋ひかるさん。
やっていることの凄さに度肝を抜かれながら、ドラマ作品で感動して心揺さぶられるという何重にも仕掛けが張り巡らされているという凄まじさ。
私がラジオを好きになって2年。
ラジオならではの魅力はパーソナリティーの人間性と生放送だったり撮って出しだからこそのハプニング。
テレビとは全く違う魅力があるわけですが、このドラマではその魅力が心ゆくまで表現されています。
ラジオ好きは全員感動して泣くのではないかと思います。
劇中で放送されるラジオ放送“オールナイトニッポン”では「あの夜を覚えてる」という忘れられないラジオの神回をリスナーに対して募集しているのです。
これはダブルミーニングなのです。
このドラマこそが「あの夜を覚えてる」として忘れられない作品になりましたし、劇中のラジオもまた感動の嵐で“忘れられない”。そしてラジオ好きはそんな“忘れられない”神回に出会うことを楽しみに聴いていたりする。
ラジオ好きによるラジオ好きのための作品。
いいものを観たなぁ。
そんな気持ちになりました。
明日の配信終了まで何度か見直すこととします。
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