もしかして

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

今日(3/24)はサッカー日本代表がワールドカップカタール大会への出場を決めました。
喜ばしいニュースですね!
日本代表の皆さんへ“ありがとう”と伝えたい快挙です。
おめでとうございます!!

これで1998年のフランス大会の初出場から7大会連続のW杯本戦への出場です。
一時は今大会は“厳しいのではないか”など、森保監督の采配批判も含めてネガティブな声が多い今回のアジア予選でしたが、結果は強豪オーストラリアを撃破しての本大会進出を決めました。すごいことですね。


こんなめでたいニュースの一方で、多くの国民はこの歓喜の瞬間をテレビで見ることはできませんでした。
私は今までの日本代表のこのような決定的な試合はなんだかんだ言ってテレビで見ていました。
伝説となっているフランス大会への進出を決めて1997年の“ジョホールバルの歓喜”もテレビで生中継で見ていて大喜びした記憶が今でもはっきりありますし、その後の代表戦はちゃんと見てきました。

しかし今日の試合はテレビ中継はなし。
結果をSNSであるとかスマホへの速報で知ることに。
こんなことは初めてです。

これは少し前にニュースになっていましたが、今回のW杯アジア予選は日本開催の試合・・いわゆるホーム戦はテレビ中継はあるけれども、敵地での試合・・いわゆるアウェー戦は生放送なしということでした。今日のオーストラリア戦はアウェー戦ということでテレビ中継がなかったということです。

なぜこのようなことになったのか?

それは試合の放映権が高騰しているからという説明がスポーツ新聞などで解説がされていました。
国際サッカー連盟(FIFA)に支払う試合の放映権というのがあるんですね。この放映権が高いんだそうです。
その一方でテレビ局の収入は年々減っているという事情があって、高視聴率が確実ということでもなければ高い放映権を支払う価値がないとの判断が働いたということのようです。

テレビ局の主な収入源は広告収入です。いわゆるCM料ですね。
企業がテレビでCMを流すために支払う料金です。
この広告収入が年々減っているという現状があるそうです。
企業はテレビ以外にもネットなどに広告収入を払い始めていて広告費のメインはもうネットに変わっていると指摘されています。

その一方で世界でサッカーを見る人は増えていて、FIFAに支払う放映権は値上がりしている。
つまりサッカーの放映に対する価値は上がっているわけです。

ここでふと気づいたことがあります。

メジャーリーガーの年俸って日本のプロ野球選手と比べて凄まじく高値ですよね。
今回も元広島の鈴木誠也選手の契約年俸の高騰ぶりに誰もがびっくりしました。
鈴木選手に限らずメジャーリーグへ行けば年俸は日本球界の最高峰とは桁違いの差が出ます。
これってそれだけメジャーリーグがすごいって話なのだろうか、儲かっているという話なのだろうかとずっと思っていました。

また別の話をします。
先日このブログでも触れたように隣の韓国ではこの10年の給与水準が倍増しているという話があります。
先日、韓国ではメジャーリーグから韓国リーグに帰ってきた選手の契約が14億円超というニュースがありました。
これもすごい価値のある話題でした。

これらの話を積み上げると一つの仮説が成り立つのではないかと思いました。

もしかして、日本の外では経済水準がどんどん上がっていてあれらの数字は私たちが感じるほどべらぼうに高いわけではないのではないか。
日本だけがこの10年経済水準が上がっていないだけで、周りは普通に成長しているだけなのではないか。
それが結果的に日本からはとてつもなく“高く”見えているだけではないのか。

FIFAの放映権が支払えないほど高いわけはないですよね。
支払えない放映権なんて意味はありません。
単に日本のとって高く見えているだけではないのか。
メジャーリーグの選手の年俸=価値が高すぎるのではなく、日本の選手の年俸があまりにも上がっていなさすぎるのではないか。
そう考えると韓国で起きていることも納得ができる部分があります。

つまり日本だけがそこに留まっていて一歩も動いておらず、周囲はなんだかんだで成長している。
その差が“放映権が払えない”ほど開いてしまっているだけ?

こんなふうに思った次第です。
もしかしたら私たちはなんとなく生活をしている間に本来あるべき成長という営みを放棄し続けているのかもと怖くなりました。
これこそが“失われた30年”の正体なのかもしれないと思っています。

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