身近で壮大

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

もはやこのブログの恒例行事となった毎月の『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』の聴取報告。
先週の14日に今年最初の拓郎さんのオールナイトニッポンGOLDが放送されました。
今回も注目すべき情報や、人生を深く考えさせられる拓郎さんのお話が満載でした。

明日(1/21)までradikoのタイムフリーで聴くことができます。
今回の放送では、この夏にリリースされるという拓郎さんの“ラストアルバム”についての話を中心に、お正月からKinKi Kidsの堂本光一くんとメールのやり取りをした話や拓郎さんのファンである女優の奈緒さんの話など楽しい話題がたくさん披露されました。

印象的な話題が多く、それを並べるだけでブログが終わってしまうのでとりわけ聴いていて思わず自分の心が立ち止まった拓郎さんのお話を紹介したいと思います。

今回の放送では“ラストアルバム”から未発表のデモ音源を流してくれました。
タイトルは「コントラスト」。
完成が楽しみな凄い曲でした。
詞を耳で追いながら拓郎さんの綴った想いを全部拾いたいという思いで聴いているとグッときました。

曲紹介での拓郎さんの言葉に思わず立ち止まりました。

「この曲を聴いてどう思うかは人それぞれなので、それぞれで感じてください。」

(拓郎さんらしいある意味聴く側を突き放しているようでそうではない味わい深い言葉だなぁ)

「そして、聴いた人はそれを誰かと共有する必要はありません。全くない。」

拓郎さんはあえてこんなことをおっしゃいました。
歩きながらこの拓郎さんの言葉を聴いていた私は思わず立ち止まりました。

今は“共有”の時代です。
SNSとは“共有”のメディアです。
ネット上にはどこもかしこも“シェアボタン”と言うものがあり、拡散をしてほしい会社や拡散してほしい個人で溢れています。
コンテンツも商品も“共有”こそを欲しているのです。
それが“現代”というもの。

それを拓郎さんはこう言いました。

「そして、聴いた人はそれを誰かと共有する必要はありません。」

鳥肌が立ちました。
この発言って“わざと”言わない限り必要のない発言です。
曲を聴いた感想や受け止めはリスナーの話であって、共有しようがするまいがどちらでもいいはずです。
それを“共有する必要はない”と言う。
あえて言っているとしか思えません。

“現代”というものに対する拓郎さんのメッセージの一端に触れたようで震えました。
本当にかっこいいですね。さすが拓郎さんです。

だから『コントラスト』の歌詞については共有しません。
リリースを待ってじっくり聴き込みます。


他にも印象的な場面がありました。
いや、これこそが今回の拓郎さんのオールナイトニッポンのハイライトだったと思います。

拓郎さんの口から“ラストアルバム”のタイトルについてのヒントが出されました。

拓郎さんの奥様である佳代さんとの関係。
佳代さんのお母さんの話。
拓郎さんのお母さんの話。

そうです。家族の話。
お母様が女手一つで育てられたというお二人の人生。

その偉大さを語る拓郎さん。
そしてそれが拓郎さんの音楽のラストを飾るという物語。

人生の何かを教えられている気がしました。
身近だけど壮大。
拓郎さんの話を聞きながらそんなことを思いました。

“世の中なんて”とか“人生を語らず”とか“祭りのあと”など風情もかっこよさも何もかもを代表してきた偉大なる表現者である吉田拓郎が最後に表現しようとしているのが“家族”なのかもしれない。

ああ、私はそんな物語の最後を見ることになるのか。
すごく大切な何かに触れることになる予感がしました。

“ラスト”という言葉には圧倒的な寂しさを感じます。
年を跨ぎ、いよいよそれが今年やってきます。
このアルバムに合わせてあの「LOVE LOVE あいしてる」もKinKi Kidsや篠原ともえも集結して放送されるようです。
拓郎さんはこれが最後のテレビ出演になるだろうとも言っていました。

偉大なミュージシャンの最後。
カッコいい表現者の最後。

ちゃんと見届けないといけないなと思います。

番組の最後に拓郎さんはカーペンターズの『Yesterday once more』をかけました。
これがまた泣けました。

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