仕組みと満足と

こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。

自分で会社を経営してゆくということは常に頭のどこかで、“どうやって売上を確保して”、“利益を残しながら給与を確保して”、“新しい価値観・サービスを提供して”、“会社がさらに成長するにはどうするか”などということを考えることだなぁと感じています。

要は、“仕組み”と“ご満足いただける”ことを一緒に追いかけることを考えている・・・二兎を追う感覚です。

一人だけで経営ができるなら“仕組み”について考える必要はないなぁと思うのですが、それでは仕事はできません。やはりそこは仲間がいてこその仕事であり、そのために会社が存在しているということになります。

会社員の頃は“ご満足いただけること”を考えているだけでよかったと言えるかもしれません。
もちろんそれはそれで大変なプレッシャーだったわけですが、経営に携わるようになると考える方向性が多岐に渡ります。


“仕組み”といえば、最近隆盛を極めつつある“サブスクリプション”について考え込むことがあります。
いわゆる“サブスク”というサービスです。

最近では音楽はCDを買うのではなくて、この“サブスク”で聴く人が増えているんですね。
私も「Spotify」というアプリをスマホに入れています。
“サブスク”とは簡単に説明すると“聴き放題”のサービスです。

有料プランというものはあるのですが、無料でたくさんの音楽を聴くことができます。
多くのミュージシャン・アーティストが“サブスク”に参加していて、ほとんどの名曲・ヒット曲は無料で聴くことができます。

消費者としてはこれほどありがたいことはないと思うのです。
実際、私も学生の頃には“買わなかった”ヒット曲をSpotifyで聴くことがあります。
一方で、このブログで取り上げているようなミュージシャン・アーティストの曲はCDを買ってはいます。

敬愛するASKAさんが数年前にこのようなことをブログに書いていました。

配信サービス「Spotify」では、1回の再生で、「0.16円」が、そのアーティストに分配されます。

100万回聴かれて、16万円が分配されます。1000万回で160万円ですね。

この数字をどう受け止めるのかは、アーティストによって違いますので、それぞれが判断すればいいと思っています。

音楽という市場=仕組みはこのようになっているようです。
なかなか衝撃的な数字です。
音楽も一人や二人で1曲を仕上げているわけではないでしょう。
多くの人が関わり、時間もお金もかかっています。

“聴き放題”という消費者にとっての利便性と、これで商売として成り立つのか?という果てしない疑問。

先日、ある評論家が「今は音楽界は新曲を売ることでは商売はできなくなっています。コンサートやそこでのグッズで利益を上げることがメインになっていますね」と言っていましたが、ASKAさんがブログで書いている数字がその実態ということなのでしょう。

どうすれば消費者が満足して、継続して成長する仕組みができるのでしょうか?

音楽という洗練しているように見える分野での実態はそのことを深く考えるきっかけとなっています。


これは全く異なっている仕組みの遺品整理業においても常に考えておかなければならないことだと経営者の立場で強く思うことです。

そして、音楽が好きな人間としては好きな音楽はちゃんと買う。
“古い”と言われても音楽を創ってくれている人のためにこれだけは譲れないですね。

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