ビジネスモデルの転換点
こんにちは。広島で遺品整理業を営むはっぴいえんどの西本です。 昨日このブログで書いた「今週の思っちゃった42」。 “国民的お祭り”となった那須川天心選手vs武尊選手戦。 一夜明けて数々のこぼれ話がネットニュースになっていますね。 さすが“国民的お祭り”だったことだけのことはあります。 そしてこんな記事。
評論家の辛坊治郎さんのラジオ番組で今回の天心vs武尊戦のことが触れられたそうです。 辛坊さんの関心はテレビで放映されなかった“国民的お祭り”についてだったようです。 昨日このブログで触れたことですね。
辛坊)地上波テレビで放送していればタダで見られたものが、ABEMAの有料放送で5500円ですよ。それで、収支がどうなったかというとですね。記事を読みます。
「正道会館の石井和義館長は自身のツイッターに、今大会製作実行委員の榊原信行氏との2ショット写真とともに『チケット売り上げ20億、ペイパービュー50万件25億、スポンサー5億、計50億』と投稿。地上波テレビ中継が消滅したことで、逆に注目度が高まり空前の興行となった。」
辛坊)何だか、地上波テレビの終焉みたいなものを思わせる記事だなあと感じました。
今まで視聴者には無料で番組を提供し、売り上げはスポンサーからの広告料というビジネスモデルだったテレビ。 それが今回のAbema TVでの放送は試合を見るのに1枚5500円と有料だったわけです。 記事を読むとスポンサーからの広告料よりも放送チケット売上の方が5倍売り上げをあげているんですね。 直接視聴者からお金をいただくシステムというのはある意味ストレートです。 そしてそれが売れればスポンサーシステムよりもはるかに売り上げが膨大になるという話。 直接お金をもらうというシステムは古い気もしますが、実は当たれば利益はとんでもないことになるんですね。 放送とか番組は無料・・という前提は今回の“お祭り”でコンテンツビジネスに決定的な変化をもたらしそうです。 いいものにはお金を出す。 この価値観はとても大切です。 サブスク隆盛で厳しさを増す音楽にも今回のようなシステムを応用できないものでしょうか。 サブスクも新しい仕組みではありますが、やはり素晴らしい作品や試合にはちゃんとお金を払わないといけないと思うのですが・・・。
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